シリマナイトについて
シリマナイトはアルミニウムの珪酸塩鉱物です。
1850年にアメリカの化学者ベンジャミン・シリマン教授にちなんで命名されました。
シリマナイトは柱状や細い針状結晶が平行に集合した繊維状の塊で産出されることが多いそうです。
繊維状の結晶なので和名は「珪線石 (ケイセンセキ)」と命名されました。
また、シリマナイトはファイブロライトとも呼ばれます。
(繊維🟰ファイバー)
無色透明の物が多いですが、ほんのり青や紫、黄色が付いたものがあります。
鉱物としては世界中で産出され、珍しくありませんが宝石質の物は少ないため
レアストーンとされています。
高温に強い性質があるので、ほとんどのシリマナイトは工業用に使われています。
シリマナイトと同質異像の石
シリマナイトの成分はアルミニウムの珪酸塩(Al2SiO5)
です。
カイアナイトやアンダリュサイトと同質異像(ドウシツイゾウ)です。
同じ化学組織であっても鉱物がつくられる時の温度や圧力の違いによって原子の配列が変わり、違う鉱物となります。
・カイアナイト 低温・高圧
・シリマナイト 高温・中圧
・アンダリュサイト 中高温・低圧
💎参考記事
シリマナイトは「多色性」を持つ宝石
シリマナイトはカラーレスの物が多いのですが、
淡い青や紫の物は多色性を持っています。
宝石を傾けたり見る角度を変えた時に
違う色が見える性質のことです。
見る角度によってイエローやディープグリーンなどが現れ、品のよい華やかさがあります。
「多色性」については こちらの記事の下の方に詳しく説明しました。)
シリマナイトにはキャッツアイ効果が出る物も
シリマナイトはキャッツアイ効果を示す物が多い鉱石の一つです。
キャッツアイ効果とは猫の目のように輝くことです。
シャトヤンシー (フランス語で猫の目) 効果と呼ぶ場合もあります。
シリマナイトにキャッツアイ効果を示すものが多いのは繊維状の塊で生成するものが多いからではないかと言われています。
(他の色石もキャッツアイ効果を示すのですがシリマナイトは美しく効果を示すのでキャッツアイが有名です。)
シリマナイトの石言葉
危険回避
シリマナイトの誕生日石
4/30 ファイブロライト(シリマナイト)・キャッツアイ
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シリマナイトの硬度
モース硬度 6.5〜7.5
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シリマナイトの光沢
ガラス光沢
絹糸光沢
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シリマナイトの主な産地
・スリランカ 🇱🇰
・インド 🇮🇳
・ミャンマー 🇲🇲
・イギリス 🇬🇧
・チェコ 🇨🇿
・アメリカ 🇺🇸