精油の「光毒性」
ベルガモット

アロマの精油(エッセンシャルオイル)の中には肌についた状態で紫外線に当たると、 皮膚にダメージを与える「光毒性」」という作用を 持つものがあります。

「光毒性」とは、どんなダメージか

精油などの「光感作物質」を 肌につけて紫外線に当たると、 精油に含まれるフロクマリン類という 成分が紫外線のエネルギーを蓄積してしまいます。

その後、一度にそのエネルギーを 皮膚内に放出するため、「光毒性効果」が生じ、 強い日焼け症状を起こします。

  
 光毒性と関係なく、肌に直接つけていい精油はティーツリーとラベンダーだけです。
他の精油は必ず、オイルや水で薄めましょう。
強い日焼けというのは、火傷と同じなので、 度合いによっては、「シミ」として残ってしまったり、炎症を起こしてしまったりするのです。

光毒性がある精油

「光毒性」がある(フロクマリンが入っている)精油は、
ベルガモット、レモン、 グレープフルーツ、ビターオレンジ、ライム です。

この中で、最も「光毒性」が強いのは、 ベルガモットです。

ベルガモットを紹介した他の記事 柑橘系に、「光毒性」があるものが多いのですが、柑橘系であっても、 スィートオレンジや、 和アロマの、イヨカンやユズには、 光毒性はありません。

ベルガモット、レモン、 グレープフルーツ、ビターオレンジ、ライムを、 マッサージオイルや化粧水に使用した場合は、 数時間、日に当たるのはやめましょう。

夜、使用する分には問題がありません。

レモンを紹介した他の記事
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(参考)それでも、どうしても日中、 ベルガモットを使って マッサージなどを行いたい場合

最も「光毒性」が強いベルガモットの場合、 「光毒性」を避けるために推奨される濃度は 0.4%以下と言われています。

オイルまたは水100gに対し、0.4gまで なら大丈夫ということです。

精油は、一滴が0.05g出るように、 設計されていますので、8滴までなら 大丈夫ということになります。

一般的に、 マッサージオイルは、ホホバオイルや グレープシードオイルなどの キャリアオイルと呼ばれるオイル 100gに対し、精油20滴くらいの濃度で作ります。

ですから「光毒性」のある精油を使う場合は「光毒性」のない、 精油12滴と ブレンドして作ることをオススメします。

ベルガモット以外の「光毒性」のある精油はオイルや水100gに 10滴までなら大丈夫です。

マッサージオイルを使用する時はよく 振って使いましょう。

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