『トリフェーン』黄色いスポジュメン(クンツァイト・ヒデナイトの仲間)
トリフェーン

トリフェーンクンツァイトヒデナイトと同じスポジュメン(リシア輝石)に属する宝石です。

スポジュメン(リシア輝石)とは

ペグマタイトから産出されるペグマタイト鉱物の一種のケイ酸塩鉱物です。

ピンク色をクンツァイト、緑色をヒデナイト、黄色をトリフェーンといいます。

トリフェーンについて

トリフェーン

トリフェーンの名前の由来

トリフェーンは多色性がある宝石です。

そのことからギリシャ語で「3つの顔」を意味する「triphanes」からフランスの鉱物学者ルネ・アユイが 1801 年にトリフェーンと命名しました。

アユイ氏は
ダイオプテーズ
アイオライト

ユークレース
を命名した
結晶の学の父」と呼ばれる人物です

アウイナイトはアユイ氏にちなんで命名されました。

トリフェーンは流通名で、鉱物名はスポジュメンです。

また、「イエロースポジュメン」と呼ぶ人もいます。

和名は鉱物名であるリシア輝石です。

多色性とは

同じ光源の下で、見る角度によって違う色に見える性質のことです。

トリフェーンの成分

スポジュメンはリチウム、アルミニウムを含む珪酸塩鉱物です。

化学式は LiAlSi2O6 と表されます。

主成分の一つアルミニウムが何に置き換わるかで発色が変わり流通名(宝石名)も変わります。

・マンガンイオンに変わるとピンクのクンツァイト

・クロムイオンに変わると緑色のヒデナイト

・発色要因が未だ不明だけど鉄か?と言われるのが黄色のトリフェーンです。

ちなみに、、

スポジュメンはリチウムの主要鉱石です。

トリフェーンの色

トリフェーンは多色性がある宝石の一つです。

基本的に黄色に見えますが、角度によって

透明・白・緑・灰色

などに見えます。

トリフェーンは日光で褪色する

トリフェーンはクンツァイトやヒデナイトと同様に日光や熱にさらされると褪色してしまう性質があります。

アクセサリーとして着ける場合は日に当たらないようにして涼しい場所に保管しましょう。

トリフェーンの硬度

モース硬度 6.5〜7


💎参考記事 

石の硬度を表す「モース硬度」

トリフェーンの劈開

完全(とても割れやすい)

クンツァイト、ヒデナイト、トリフェーンはいずれもとてもカットが難しい宝石です。


💎参考記事

鉱物の割れ方「劈開」

トリフェーンの光沢

ガラス光沢

💎参考記事 

金属や石の印象を左右する7つの「光沢」

トリフェーン

トリフェーンの石言葉

・寛大

・優しさ

トリフェーン 誕生日石

トリフェーンは現在の誕生日石には選ばれていません。

💎参考記事

12ヶ月の誕生石と366日の誕生日石

トリフェーンの主な産地

トリフェーンは主に

・アメリカ🇺🇸

・カナダ🇨🇦

・ブラジル🇧🇷

・マダガスカル🇲🇬

・アフガニスタン🇦🇫

・メキシコ🇲🇽

・ロシア🇷🇺

で産出されます。

最高品質の物はアフガニスタン産の物です。


 

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コメント一覧
  1. この度の鉱石は硬度、劈開、光沢…何方に於いても典型的な珪酸塩鉱物ですね。
    Fe鉄成分の占める割合の多い鉱石は褪色しやすいのでしょうか…
    これまでも多色性については色々教えて頂き僅かに理解をしました様に思えます。
    鉱物の中にあり珪酸塩鉱物は様々に応用し資源にもなります事を感じました。

    • ありがとうございます♪
      褪色に関しては鉄との関係は認められないようです。
      褪色として代表的な石であるアメジストは高熱で処理するとシトリンになります。
      つまりアメジストとシトリンは同じ化学式になりますがシトリンは褪色しないそうです。
      トリフェーンなどのスポジュメンはリチウムが多く入っていることから、今後も鉱石として重宝されそうですね。
      宝石質のものでなければ日本にもあるので資源として大切にしていきたいですね!

  2. 黄色で、多色効果のあるトリフェーンはすてきです。
    日光で褪色してしまうということですが、褪色したら、無色のスポジュメンの宝石と同じと考えて、装飾品として引き続き使えますかしら。

    • ありがとうございます♪
      トリフェーンはクンツァイトやヒデナイトと比べるとあまり馴染みがないように感じます。
      宝石質のものの産出りょうが少ないようです。
      褪色してもレモンイエローのようで可愛いかもしれませんね。
      私はトリフェーンは持っておりませんがクンツァイトは持っており色が薄くなってきております。
      褪色というのはこういうものなのか、、、と思いながら薄いなりに美しいので眺めて楽しんでおります。

  3. はるさんこんにちは。トリフェーン・・トリとつくからには「3」なのかなと思ったら、三つの顔(色彩)を持つ、でしたかとても美しい石・・というかこのお写真のはカットがすごいですね

    硬さはそこそこ、でも砕けやすさや日光での褪色には注意・・あんまりにもカジュアルには使えなさそうな石ですが、見方により様々な顔をみせてくれる石・・好きです

    • ありがとうございます。
      トリフェーンはクンツァイトやヒデナイトほどメジャーではないのですが、綺麗ですね。
      どの石も、少し白みがかったピンク、緑、黄色でキラキラしすぎないなのが優しい感じです。
      多色も楽しめてお得感があります。
      クンツァイトを持っておりますが、箱に入れていても時々出して眺めているのでやはり退色してきてしまっています。
      それも含めて生き物のようで可愛いですね!

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