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クトナホライトはカルサイト(方解石)やアラゴナイト(アラレ石)やロードクロサイトなどと共にマンガン鉱床で見つかるレアで美しい鉱物です。
クトナホライトについて
クトナホライトは約5億年前から3,500万年前の間に、
鉱物成分が鉱液とともに地下深くに沈殿し、
数百万年から数千万年もの途方もない長い年月をかけて
圧力や温度、地下水の流れや化学反応などの複雑な作用が重なり形成されたと考えられています。
クトナホライトの名前の由来
クトナホライトは1901年にチェコの鉱物学者アントン・ブコフスキーによってチェコ共和国のボヘミア州クトナー・ホラ(Kutná Hora)で発見され
発見地にちなんでクトナホライト(kutnohorite)と命名されました。
和名は「クトナホライト」のほかに「クトノホライト」「クトナホラ石」などと表記されています。
クトナホライトの成分
クトナホライトはカルシウムやマンガンを含む炭酸塩鉱物です。
💎参考記事
「鉱物はどのように分類するか」化学組織から分類する方法と種類
化学組織は
CaMn(CO3)2
と表されます。
しかし、マンガンは鉄やマグネシウムに置き換わることが多いので
Ca(Mn,Mg,Fe)(CO3)2と書いた方が実態をよく表しているようです。
したがってクトナホライトは苦灰石(クカイセキ・ドロマイト)グループに属します。
苦灰石グループ(ドロマイトグループ)とは
炭酸カルシウムと炭酸マグネシウムを主成分とする鉱物のグループのことです。
鉱物でよく出てくる
「苦」は酸化マグネシウム
「灰」はカルシウムです。
ドロマイトは白雲母とも呼ばれる
石灰石の中のカルシウムがマグネシウムに置き換ったもののことです。

クトナホライトの硬度
モース硬度 3.5~4
💎参考記事
クトナホライトの劈開性
二方向に完全
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鉱物の割れ方「劈開」ダイヤモンドは傷がつきにくいけれど割れやすい?
クトナホライトの色
クトナホライトの色は淡いピンク、白、茶色などです。
クトナホライトは紫外線ライトを当てると強い蛍光ピンクを示します。
クトナホライトの光沢
鈍いガラス光沢
💎参考記事

クトナホライトの石言葉
クトナホライトの石言葉は今のところ無いようです。
クトナホライト 誕生日石
クトナホライトは「366日宝石図鑑」で5/22の誕生日石に選ばれました。
クトナホライトを発見したチェコの鉱物学者
アントン・ブコフスキー氏は1865年5/22
に生まれました🎂
クトナホライトの産地
クトナホライトの産地は
・南アフリカ🇿🇦
・チェコ🇨🇿
・イタリア🇮🇹
・アメリカ🇺🇸
・日本🇯🇵
日本では長野県の竜島鉱山や大分県の豊栄鉱山などで産出されています。
竜島鉱山について
竜島鉱山は長野県松本市にあった鉱山で、1933年から44年にかけてマンガンを採掘していました。
今は閉山され「竜島鉱山跡」となっています。
クトナホライトの他、マンガン系の鉱物を中心に
・水晶
・黄鉄鉱
・方鉛鉱
(鉛の原料)
(亜鉛の原料)
などが産出されました。
現在は閉山されており、土地に立ち入り制限があるそうなので事前に確認してから入るようにしましょう。
松本市の松本城、河童橋

















