【ヒデナイト】リシア輝石の中で最も希少で「多色性」を持つ鉱物
ヒデナイト

ヒデナイトについて

ヒデナイトリチア輝石(スポジュメン)のなかで、緑から黄緑の物です。

リチア輝石のなかで

ピンク色のものはクンツァイト

黄色いものはトリフェーン

トリフェーン

と呼ばれます。

クンツァイトに比べると知名度に劣るかも知れませんが、希少性も多色性もある魅力的な鉱物です。

💎クンツァイトについて

 

ヒデナイトの名前の由来

ヒデナイト

ヒデナイトは1879年にアメリカで発見され

発見者の鉱物学者のウィリアム・アール・ヒデン氏にちなんでヒデナイトと命名されました。

和名はヒデナイト・クンツァイト・トリフェーンをまとめて「リシア輝石」です。

ヒデナイトの成分

ヒデナイトペグマタイト鉱床(火成岩)に主成分であるリチウムやアルミニウムが含まれた珪酸塩鉱物 「リチア輝石(スポジュメン)」の一種です。

化学組織は LiAlSi2O6

厳密に言えば、リチア輝石クロムが混入し、アルミニウムがクロムに置き換わることで緑色や黄緑色に発色したものをヒデナイトと呼び、

の関与で発色するものは「グリーンスポジュメン」とよばれます。

はる
ベリルのうち
クロムが発色原因になっているものだけを「エメラルド
緑色でも発色原因がの物は「グリーンベリル」と呼ぶのと同じですね

ヒデナイトの硬度

モース硬度 6.5~7

💎参考記事

石の硬度を表す「モース硬度」 

ヒデナイトの光沢

ガラス光沢

💎参考記事 

金属や石の印象を左右する7つの「光沢」

多色性をもつヒデナイト

ヒデナイトは多色性を持つ宝石の一つです。

見る角度によって黄緑色から緑色に発色します。

中にはキャッツアイ効果を見せるヒデナイトもあるそうです。

(写真は用意できませんでした。泣)

ヒデナイトの石言葉

・癒し

・知性

ヒデナイト 誕生日石

ヒデナイト

・4/16

・4/29 ヒデナイトの原石

💎参考記事

12ヶ月の誕生石と366日の誕生日石

ヒデナイトの主な産地

ヒデナイト

・アメリカ 🇺🇸 特にノースカロライナ州

・カナダ 🇨🇦

・ブラジル 🇧🇷

・ロシア 🇷🇺

・メキシコ 🇲🇽

・日本 🇯🇵

量は少ないですが茨城県常陸太田市の妙見山(ミョウケンザン)で採れます。

 

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