クリスタルタロットとは
古来から、占いや自己表現に用いられてきたクリスタル。
クリスタルは一つ一つに意味があり、私たちの生き方に助言を与えてくれます。
タロットの一つ一つにクリスタルと合わせて読み解く方法があります。
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クリスタルタロットという物は幾つか種類があるようですが、
このブログではフィリップ・パーマット氏が著した「クリスタルタロット」を元に
・カードの紹介
・カードに対応した石の紹介
をしていきます。
💎参考記事
ソードの9のクリスタルはサンストーン
タロットカードには22枚の大アルカナ(運命的な出来事や霊的成長のプロセス)の他に、
56枚の小アルカナと呼ばれるカードがあります。
小アルカナはワンド(杖)、カップ(聖杯)、ソード(剣)、金貨(ペンタクル)という4つのスートで構成されています。
各スートには10枚の数札と4枚の宮廷札があります。
ソードは理性や社会性を示すカードです。
ソードの9は
「希望を見出せない状態」を表すカードです。
正位置
・絶望
・喪失感
・孤独感
・闘病生活
逆位置
・希望を見出す
・感謝する
・床に伏す
・終末思考
クリスタルタロットの解釈
「ソードの9」は絶望と後悔を暗示します。
何かとストレスのたまる時期です。
感情に押しつぶされそうになることもあるでしょう。
でもいつまでも過去を引きずっていると、いつのまにか負のスパイラルに陥ってしまいます。
そうなると自分を憐れみ、傷つき、眠れぬ夜を過ごすことになります。
そうなる前にサンストーンで憂鬱な気分を解消しましょう。
不安を取り除き、ストレスを緩和し、バイタリティを与えてくれます。
過去を振り返ってはいけません。
前だけを見て歩けばこのつらい時期はすぐに通り過ぎます。
(「クリスタルタロット」ガイアブックスより一部抜粋)
サンストーンの石言葉
・隠されたパワー
・きらめき
・恋のチャンス
サンストーン 誕生日石
・6/22
・8/5
💎参考記事
サンストーンについて
サンストーンとは
サンストーン(日長石)は鉱物名ではなく
地球上に最も多く(地殻の60%とも言われる) 存在する
長石グループ(Na,K,Ca,Ba)(Si,Al)4O8、あるいは (Na,K,Ca,Ba)Al(Al,Si)Si2O8
の中でアベンチュレッセンスが見られる天然石の総称です。
アベンチュレッセンスとは
宝石にあらわれる光学効果の一つで
小さな板状の金属インクルージョンに反射してキラキラ輝く動きのことです。
同じ長石グループにムーンストーン(月長石) があることから命名されたのではないかと考えられています。
古来からサンストーンという名前で愛されていたため、
現在でもサンストーンと呼ばれ続けていますが、お店によっても呼び名が変わることがあります。
長石は主成分によって3つのグループに分類されます。
・カリウム長石 (オーソクレース 正長石)
・ナトリウム長石 (アルバイト 曹長石)
・カリシウム長石 (アノーサイト 灰長石)
ただし、天然の長石は色々な成分が混ざりあっているため(固溶体といいます)、
主成分が何か
という比率で分類されることになります。
この分類方法ではサンストーンはカルシウム長石(灰長石)
に属することが多いのですが、
カリウム長石(正長石)に属するサンストーンもあるそうです。
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そして
・カリウム長石とナトリウム長石の固溶体は
アルカリ長石グループ ( カリ長石グループ)
・ナトリウム長石とカルシウム長石の固溶体は
灰曹長石グループ
に分類されます。
この分類方法ではサンストーンは灰曹長石グループ に属することが多いようです。
このようにサンストーン(日長石)というのは成分がキチっと決まった鉱物ではなく、古来からの宝石名なので、
・サンストーン (灰長石)
・サンストーン (灰曹長石)
・サンストーン (長石)
など、様々な表記があるのです。
サンストーンの色
サンストーンといえばオレンジ色を思い浮かべる方が多いと思います。
しかし、地の色は無色透明、黄色、赤、茶色、緑色もあります。
サンストーンはヘマタイト、銅をインクルージョンとして内包することが多いのでその破片の大きさや産地によって多種多様な光を放ちます。
ただし、サンストーンを
長石グループのなかのオレンジ色(だけ)の物
と分類する場合もあるようです。
サンストーンの硬度
モース硬度 6〜6.5
💎参考記事
サンストーンの光沢
ガラス光沢
💎参考記事
サンストーンの主な産地
・インド 🇮🇳
・カナダ 🇨🇦
・アメリカ 特にオレゴン州 🇺🇸
・ノルウェー 🇳🇴
・日本の三宅島 🇯🇵
はるさん的補足 古代ギリシャでは太陽神の石
古代ギリシャでは太陽神ヘリオス(アポロンと同一視される)の石とされてきました。
ですから古来から、サンストーンは
迷いや誘惑に振り回されることなく、正しい方向へ情熱を持って進むことができるようになる御守りのような石
だと思われてきたようです。
アポロンは芸術の神でもあるので
自分の中の芸術的才能を開花させることができる
ともされてきました。
さらに毒を中和させるとも考えられており、カップやお皿にも使われていたそうです。
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