【エンスタタイト】(頑火輝石)高温炉の耐火剤に利用される鉱物
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エンスタタイト(頑火輝石)はマグネシウム珪酸からなる輝石でフェロシライト(鉄珪輝石)との固溶体を作ります。

輝石とは

多くの変成岩や火成岩に含まれていて、地球上の多くの岩石を作っている造岩鉱物の一つです。

輝石グループに所属する石は

・リシア輝石(クンツァイトトリフェーンヒデナイト

ダイオプサイト

ヒスイ輝石

など22種類あります。

エンスタタイト(頑火輝石)について

エンスタタイト(頑火輝石)は高温に強い(約1400℃に加熱しないと溶け始めまない)鉱物なので

高温炉の耐火材として利用されています。

エンスタタイト(頑火輝石)の名前の由来

エンスタタイト(頑火輝石)は1855年にチェコ共和国モラヴィア地方で発見されました。

エンスタタイト(頑火輝石)は炎に対抗する性質があることから

鉱物学者のグスタフ・アドルフ・ケンゴットは、ギリシャ語で「反対」「対抗勢力」「対抗者」などの意味がある「enstates」から「Enstatite」と命名されました。

和名も「頑なに火に対抗する」性質から「頑火輝石」です。

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エンスタタイト(頑火輝石)の成分

エンスタタイト(頑火輝石)はマグネシウム珪酸からできた珪酸塩鉱物です。


💎参考記事 
「鉱物はどのように分類するか」化学組織から分類する方法と種類

化学組織は
 Mg2Si2O6

と表されます。

参考

Mg:マグネシウム Si:珪素 O:酸素

Mg(マグネシウム)が Fe(鉄)に置換した斜方輝石がフェロシライト(鉄珪輝石)で連続固溶体を作ります。

エンスタタイト(頑火輝石)の結晶系

結晶系は斜方晶系になります。

エンスタタイト(頑火輝石)の硬度

モース硬度 5.5

💎参考記事 

石の硬度を表す「モース硬度」

宝石質のエンスタタイト この写真はWikiからお借りしました

エンスタタイト(頑火輝石)の劈開

劈開は二方向に完全です。

💎参考記事

鉱物の割れ方「劈開」ダイヤモンドは傷がつきにくいけれど割れやすい?

エンスタタイト(頑火輝石)の色

無色、白、黄緑色、褐色、灰色、淡いピンクがあります。

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エンスタタイト(頑火輝石)の光沢

ガラス光沢

💎参考記事 

金属や石の印象を左右する7つの「光沢」 

エンスタタイト(頑火輝石)の石言葉

エンスタタイト(頑火輝石)の石言葉は

  • 判断力を高める
  • 冷静さとバランス
  • 心身の浄化
  • 自己の目覚めを促す

です。

エンスタタイト(頑火輝石)誕生日石

エンスタタイト(頑火輝石)は「366日宝石図鑑」で11/6の誕生日石に選ばれました。

隕石に含まれることもあるエンスタタイト(頑火輝石)

エンスタタイト・コンドライトに分類される「エイビー隕石
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地球に落下する石質隕石の約2%程度がエンスタタイト・コンドライトです。

コンドライトとは

母天体(隕石や隕石の起源となる天体)の溶解や分化による変化を受けていない石質(非金属)隕石のことです。

エンスタタイト・コンドライトを構成する主要な鉱物はエンスタタイト(頑火輝石)です。

エンスタタイト・コンドライトの鉱物には酸化鉄が殆ど含まれておらず、知られている中で最も酸素に乏しいケイ酸塩岩です。

最近の研究では、地球の海の水の質量の少なくとも3倍を地球にもたらしたのに十分な水素が含まれていることが示されています。

エンスタタイト(頑火輝石)の主な産地

エンスタタイト(頑火輝石)の主な産地は

・オーストリア🇦🇹

・メキシコ🇲🇽

・アメリカ🇺🇸

・タンザニア🇹🇿

です。

エンスタタイト(頑火輝石)の発見地 チェコ共和国モラヴィア地方

チェコ共和国モラヴィア地方の位置

モラヴィア地方出身のジークムント・フロイト博士

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