

スティルバイト(束沸石)の英名は、ギリシャ語で「輝き」を意味する言葉です。
その名のとおり、ガラスのような輝きを放つ沸石です。
ゼオライト(沸石)とは
ケイ酸塩鉱物のグループで、一般式(Na₂,K₂,Ca,Ba)[(Al,Si)O₂]n・xH₂Oで表される化学組成を持ちます。
この鉱物群は加熱すると結晶内の水分が分離し、沸騰するように見えることからこの名が付けられました。
沸石類は現在48種類が分類されており、日本国内では42種類が確認されています。
スティルバイト(束沸石)について
スティルバイト(束沸石)にはカルシウムが多いタイプとナトリウムが多いタイプがあります。
スティルバイト(束沸石)の名前の由来
ガラスのような輝きを放つ鉱物で、劈開面が真珠光沢に輝くので、ギリシャ語で「輝き」を意味する言葉に由来して
「stilbite」と命名されました。
和名は、結晶内に水が含まれており、熱されると水が分離して泡をたてる沸石グループ(Zeolite)の一種で、束状に集合することに由来して「束沸石」です。
スティルバイト(束沸石)の成分
スティルバイト(束沸石)はカルシウムが多いタイプとナトリウムが多いタイプがある珪酸塩鉱物です。
💎参考記事
「鉱物はどのように分類するか」化学組織から分類する方法と種類
一般的な化学組織は
NaCa4(Al9Si27O72)・30H2O
と表されます。
参考
Na:ナトリウム Ca:カルシウム Al:アルミニウム
Si:珪素 O:酸素

スティルバイト(束沸石)の結晶系

スティルバイト(束沸石)の硬度
モース硬度 3.5~4
💎参考記事
スティルバイト(束沸石)の劈開性
劈開は一方向に完全です。
💎参考記事
鉱物の割れ方「劈開」ダイヤモンドは傷がつきにくいけれど割れやすい?
スティルバイト(束沸石)の脆弱性
スティルバイト(束沸石)はとても脆いです。
スティルバイト(束沸石)の色
スティルバイト(束沸石)の色は通常、
無色または白色ですが、黄色、茶色、ピンク、サーモンピンク、オレンジ、赤、緑、青、黒色なども存在します。
スティルバイト(束沸石)の光沢
ガラス光沢、真珠光沢
💎参考記事
スティルバイト(束沸石)の石言葉
スティルバイト(束沸石)の石言葉は
・創造性
・直感
・心の調和
・精神の開拓
です。
スティルバイト(束沸石)誕生日石
スティルバイト(束沸石)は「366日宝石図鑑」で9/4の誕生日石に選ばれました。
スティルバイト(束沸石)の主な産地
カルシウムの多いスティルバイト(束沸石)の主な産地は
アイスランド🇮🇸
です。
方解石や石英の上に、輝沸石や濁沸石(ローモンタイト)を伴って、空洞内に見事な白色の蝶ネクタイ状の束沸石が産出します。

ナトリウムの多いスティルバイト(束沸石)の主な産地は
イタリア🇮🇹
です。
高度に風化した火山性の安山岩や流紋岩の大きな割れ目や空洞内で、赤みがかった輝沸石の薄い地殻を覆うように、小さく光沢のある白色またはピンク色の尖った刃状の束沸石-Naや、直径5cmに達する不定形の塊が発見されています。

この写真はWikiからお借りしました
アイスランドの風景
青い氷河と湖
















