【セルシアン】(重土長石)摂氏温度のメモリを創案した人物から命名
石英母岩中のセルシアン(写真中の透明〜灰色部)この写真はWikiからお借りしました

セルシアン(重土長石)は長石族の一つでバリウムを含むのが特徴です。

成分としてはアルカリ長石グループのオーソクレース(正長石)マイクロクリン(アマゾナイト)の中間に当たります。

カラッツGemMagazineさんのhpよりお借りしました

セルシアン(重土長石)について

セルシアン(重土長石)の多くは、噴気熱水作用ならびに低温~中温の変成作用に関連して形成されます。

セルシアン(重土長石)の名前の由来

セルシアン(重土長石)はスウェーデンのヴェルムランド県(Värmland)にあるヤコブスベリ鉱山(Jakobsberg mine)で発見され

1895年にスウェーデンの鉱物学者ヤルマール・シェーグレン(Hjalmar Sjögren)によって

スウェーデンの天文学者・科学者であるアンデルス・セルシウス(Anders Celsius, 1701–1744)にちなんで「celsian」と命名されました。  

アンデルス・セルシウス氏は

摂氏温度(℃)の目盛り体系を創案した人物として知られています。

アンデルス・セルシウス (オロフ・アレニウス画)

和名はバリウムを含む長石ということで「重土長石(ジュウドチョウセキ)」です。

重土」とは酸化バリウム(BaO)のことです。

セルシアン(重土長石)の成分

セルシアン(重土長石)はバリウムを含む珪酸塩鉱物です。


💎参考記事 

「鉱物はどのように分類するか」化学組織から分類する方法と種類

化学組織は

BaAl2Si2O8

と表されます。

参考

Ba:バリウム Al:アルミニウム 

Si:珪素 O:酸素

セルシアン(重土長石)は

オーソクレース(正長石)(KAlSi3O8)と

マイクロクリン(アマゾナイト)( KAlSi3O8)の中間に当たりますが

カリウム(K)の代わりにバリウムが入ります。

不純物として

鉄、チタン、マグネシウム、カリウム、カルシウムなどが挙げられます。

セルシアン(重土長石)の結晶系

結晶系は単斜晶系です

セルシアン(重土長石)の硬度

モース硬度 6〜6.5

💎参考記事 

石の硬度を表す「モース硬度」

セルシアン(重土長石)の劈開性

劈開は一方向に完全、一方向に良好です。

💎参考記事

鉱物の割れ方「劈開」ダイヤモンドは傷がつきにくいけれど割れやすい?

セルシアン(重土長石)の色

透明、白色、黄色のものがあります。

セルシアン(重土長石)の光沢

主にガラス光沢

稀に真珠光沢

💎参考記事 

金属や石の印象を左右する7つの「光沢」 

セルシアン(重土長石)の石言葉

セルシアン(重土長石)の石言葉は今のところ無いようです。

セルシアン(重土長石) 誕生日石

セルシアン(重土長石)は「366日宝石図鑑」で11/27の誕生日石に選ばれました。

セルシアンの命名の由来となったアンデルス・セルシウス氏は

1701年11月27日生まれです。

セルシアン(重土長石)の主な産地

セルシアン(重土長石)の主な産地は

・スウェーデン🇸🇪

・イギリス🇬🇧

・スペイン🇪🇸

・アメリカ🇺🇸

・日本🇯🇵

です。

日本では

・愛知県北設楽郡の田口鉱山

・高知県高知市の猿坂峠

など、変成マンガン鉱床で少量ですが発見されます。

セルシアン(重土長石)の発見地 スウェーデンのヴェルムランド県の位置と風景

・ヴェルムランド県の位置


・スウェーデンで最大、ヨーロッパで3番目に大きい湖ヴェーネルン湖

この写真はWikiからお借りしました

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