

セルシアン(重土長石)は長石族の一つでバリウムを含むのが特徴です。
成分としてはアルカリ長石グループのオーソクレース(正長石)とマイクロクリン(アマゾナイト)の中間に当たります。

セルシアン(重土長石)について
セルシアン(重土長石)の多くは、噴気熱水作用ならびに低温~中温の変成作用に関連して形成されます。
セルシアン(重土長石)の名前の由来
セルシアン(重土長石)はスウェーデンのヴェルムランド県(Värmland)にあるヤコブスベリ鉱山(Jakobsberg mine)で発見され
1895年にスウェーデンの鉱物学者ヤルマール・シェーグレン(Hjalmar Sjögren)によって
スウェーデンの天文学者・科学者であるアンデルス・セルシウス(Anders Celsius, 1701–1744)にちなんで「celsian」と命名されました。
アンデルス・セルシウス氏は
摂氏温度(℃)の目盛り体系を創案した人物として知られています。

和名はバリウムを含む長石ということで「重土長石(ジュウドチョウセキ)」です。
「重土」とは酸化バリウム(BaO)のことです。
セルシアン(重土長石)の成分
セルシアン(重土長石)はバリウムを含む珪酸塩鉱物です。
💎参考記事
「鉱物はどのように分類するか」化学組織から分類する方法と種類
化学組織は
BaAl2Si2O8
と表されます。
参考
Ba:バリウム Al:アルミニウム
Si:珪素 O:酸素
セルシアン(重土長石)は
オーソクレース(正長石)(KAlSi3O8)と
マイクロクリン(アマゾナイト)( KAlSi3O8)の中間に当たりますが
カリウム(K)の代わりにバリウムが入ります。
不純物として
鉄、チタン、マグネシウム、カリウム、カルシウムなどが挙げられます。
セルシアン(重土長石)の結晶系
結晶系は単斜晶系です

セルシアン(重土長石)の硬度
モース硬度 6〜6.5
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セルシアン(重土長石)の劈開性
劈開は一方向に完全、一方向に良好です。
💎参考記事
鉱物の割れ方「劈開」ダイヤモンドは傷がつきにくいけれど割れやすい?
セルシアン(重土長石)の色
透明、白色、黄色のものがあります。
セルシアン(重土長石)の光沢
主にガラス光沢
稀に真珠光沢
💎参考記事
セルシアン(重土長石)の石言葉
セルシアン(重土長石)の石言葉は今のところ無いようです。
セルシアン(重土長石) 誕生日石
セルシアン(重土長石)は「366日宝石図鑑」で11/27の誕生日石に選ばれました。
セルシアンの命名の由来となったアンデルス・セルシウス氏は
1701年11月27日生まれです。
セルシアン(重土長石)の主な産地
セルシアン(重土長石)の主な産地は
・スウェーデン🇸🇪
・イギリス🇬🇧
・スペイン🇪🇸
・アメリカ🇺🇸
・日本🇯🇵
です。
日本では
・愛知県北設楽郡の田口鉱山
・高知県高知市の猿坂峠
など、変成マンガン鉱床で少量ですが発見されます。
セルシアン(重土長石)の発見地 スウェーデンのヴェルムランド県の位置と風景
・ヴェルムランド県の位置
・スウェーデンで最大、ヨーロッパで3番目に大きい湖ヴェーネルン湖
















