【ヘデンバージャイト】(灰鉄輝石)自然界で見つかることが稀な鉱物
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ヘデンバージャイト(灰鉄輝石)はカルシウムと鉄を含む珪酸塩鉱物です。

輝石とはカルシウム、マグネシウム、鉄などを含む複雑な珪酸塩鉱物のことです。

ヘデンバージャイト(灰鉄輝石)について

ヘデンバージャイト(灰鉄輝石)は純粋な物質として自然界で見つかることは極めて稀で、通常は研究室で合成する鉱物です。

ヘデンバージャイト(灰鉄輝石)の名前の由来

1819年、ヘデンバージャイト(灰鉄輝石)を最初に鉱物として定義したスウェーデンの化学者

M.A. ルードヴィヒ・ヘデンベリ(M.A. Ludwig Hedenberg)にちなんで

hedenbergite」と名付けられました。

和名は成分から「灰鉄輝石(カイテツキセキ)」です。

参考

灰:カルシウム

ヘデンバージャイト(灰鉄輝石)の成分

ヘデンバージャイト(灰鉄輝石)はカルシウムと鉄を含む珪酸塩鉱物です。

💎参考記事 
「鉱物はどのように分類するか」化学組織から分類する方法と種類

化学組織は

CaFe2+Si2O6

と表されます。

参考

Ca:カルシウム Fe:鉄  Si2O6:二酸化珪素

ヘデンバージャイト(灰鉄輝石)と透輝石などの関係

ヘデンバージャイト(灰鉄輝石)

ダイオプサイト(透輝石)のマグネシウム(MgがFe2+に置き換わった物です。

・カルシウムの割合が少なくなったものは普通輝石です。

ヘデンバージャイト(灰鉄輝石)とダイオプサイト(透輝石)は化学組成の連続的な変化によって結ばれる固溶体系列を形成します。

ダイオプサイト(透輝石)の化学式はCaMgSi2O6で、マグネシウムを主成分としていますが、そのマグネシウムが徐々に鉄に置き換わっていくとヘデンバージャイト(灰鉄輝石)になります。

固溶体系の図

この図はWikiからお借りしました

参考

wollastonite:珪灰石

diopside:ダイオプサイト(透輝石)

hedenbergite:ヘデンバージャイト(灰鉄輝石)

augite:普通輝石

pigeonite:ピジョン輝石

(clino)enstatite:頑火輝石/斜方頑火輝石

(clino)ferrosilite:鉄珪輝石

ヘデンバージャイト(灰鉄輝石)とアンドラダイトガーネット(灰鉄柘榴石)

ヘデンバージャイト(灰鉄輝石)はアンドラダイトガーネット(灰鉄柘榴石)と共に産出されることがあります。

ギリシャのキクラデス諸島産の「灰鉄ザクロ石を伴う灰鉄輝石」

ヘデンバージャイト(灰鉄輝石)の結晶系

結晶系は単斜晶系です。

ヘデンバージャイト(灰鉄輝石)の硬度

モース硬度 5.5〜6.5

💎参考記事 

石の硬度を表す「モース硬度」

ヘデンバージャイト(灰鉄輝石)の劈開性

二方向に良好

💎参考記事

鉱物の割れ方「劈開」ダイヤモンドは傷がつきにくいけれど割れやすい?

ヘデンバージャイト(灰鉄輝石)の色

灰緑や暗緑

ヘデンバージャイト(灰鉄輝石)の光沢

ガラス光沢、亜金属光沢

💎参考記事 

金属や石の印象を左右する7つの「光沢」 

ヘデンバージャイト(灰鉄輝石)の石言葉

ヘデンバージャイト(灰鉄輝石)の石言葉は今のところ無いようです。

ヘデンバージャイト(灰鉄輝石)誕生日石

ヘデンバージャイト(灰鉄輝石)は「366日宝石図鑑」で9/19の誕生日石になりました。

ヘデンバージャイト(灰鉄輝石)を最初に鉱物として定義した

M.A. ルードヴィヒ・ヘデンベリ氏は

1781年9月19日生まれです。

ヘデンバージャイト(灰鉄輝石)の主な産地

ヘデンバージャイト(灰鉄輝石)の主な産地は

・ギリシャ🇬🇷

・ブラジル🇧🇷

・イタリア🇮🇹

・中国🇨🇳

・日本🇯🇵

です。

ギリシャ キクラデス諸島の位置と風景




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