【アナテース】(鋭錐石)「ルチル」や「ブルッカイト』と同質異像
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青い部分がアナテースで石基は曹長石
この写真はWikiよりお借りしました

アナテースはチタンの酸化鉱物です。

ダイヤモンド以上の強い輝きを持つ希少な宝石です。

アナテースについて

アナテースは、同質異像のルチルブルッカイトと同様に、クォーツの中に内包されるこたがあります。

同質異像(多形)とは

成分は同じでも原子の積み重なり方が違う状態のことです。

例えば

カルサイトアラゴナイト

ペンタゴナイトカバンサイト

も同質異像です。

アナテースの名前の由来

アナテースという名前ギリシャ語で、延長伸張伸びるという意味の「anatasis」が語源だといわれています。

結晶の形長く伸びた八面体であることが名前の由来とされています。

命名したのはフランスの鉱物学者ルネ・ジュスト・アユイ氏です。

和名は「鋭錘石

原石の形が鋭く尖った四角錐であることが和名の由来とされています。

ルネ=ジュスト・アユイ氏は

アウイナイト

ダイオプテーズ

アイオライト

ユークレース

エピドート


も命名した
結晶の学の父」と呼ばれる人物です

アナテースの成分

アナテースはルチルブルッカイトと同じ酸化チタンです。


化学組織は

TiO2

と表されます。

TOP STONEさんのページにわかりやすい表を見つけたので載せさせていただきます。

アナテースは高温環境下ではルチルへ転移する性質を持ち、一般的には915℃前後以上で変化するとされています。

そしてブルッカイト型の二酸化チタン(板チタン石)が650℃以上に熱せられると、こちらもルチル型の二酸化チタンに転移します。

そしてこれら3型のうちルチル型が最も安定した構造のため、一度加熱されてルチル型に転移したものが冷却されてもルチル型を維持します

このためアナテース(鋭錐石)やブルッカイト(板チタン石)の仮晶としてのルチル(金紅石)が産出される場合があります。

アナテースの硬度

モース硬度 5.5〜6

💎参考記事 

石の硬度を表す「モース硬度」

アナテースの劈開性

劈開は2方向に完全

💎参考記事

鉱物の割れ方「劈開」ダイヤモンドは傷がつきにくいけれど割れやすい?

アナテースの色

アナテースは褐色、赤茶色、黒色、灰色、黄色、緑色、青色、濃紺色、淡紫ピンク色 などの物があります。

鉱物の中で色が分かれるゾーニング(区分)を持つものもあり、縞模様やマダラ模様のものもあります。

この写真はウィキからお借りしました

アナテースの光沢

金属光沢、金剛光沢

💎参考記事 

金属や石の印象を左右する7つの「光沢」 

アナテースはダイヤモンド以上の輝き

アテナースはダイヤモンド以上の輝きと言われますが、数値も物語っています。

下表は、アナテースとダイヤモンド、

さらに同じく高い輝きを持つことで知られるスフェーンスファレライトの屈折率・分散率を(AIに)まとめてもらった物です。

屈折率が示すこと

(この図は色石BANKさんのページからお借りしました。)

値が高いほど取り込んだ光を強く全反射するため

宝石の「輝き(ブリリアンス)」が強くなります。

アナテースやダイヤモンドは非常に高い数値を持っています。

分散率が示すこと

値が高いほど、白い光がプリズムのように虹色のきらめきに分解されやすくなります。

これを宝石の「ファイア」と呼びます。

表を見ると、アナテースやスファレライト、スフェーンは

ダイヤモンドを大きく上回る強い虹色のきらめきを放つ特性があることが分かります。

アナテースinクォーツ

アナテースもルチルやブルッカイトと同様クォーツに内包されることがあります。

アナテースの石言葉

アナテースの石言葉は今のところ無いようです。

アナテース 誕生日石

アナテースは「366日宝石図鑑」で6/15の誕生日石に選ばれました。

アナテースの産地

アナテースはアルプス山脈が主な産地です。

国別で言うと

・スイス🇨🇭

・フランス🇫🇷

・ノルウェー🇳🇴

・ロシア🇷🇺

・パキスタン🇵🇰

などで産出されています。

おまけ アルプスの風景

・モンテローザの雄姿とゴルナ―氷河

・アルプスの山々

・ツェルマット村から眺めるマッターホルン


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