『パパゴアイト』鮮やかなセルリアンブルーで知られる銅鉱物

パパゴアイトは、1960 年に米国アリゾナ州アホで、アホーアイトと共生する小さな結晶として初めて発見されました。

アホーアイトと見た目も成分もよく似ている鉱物で、共にクォーツの中に内包されているものが人気です。

パパゴアイトについて

パパゴアイトの名前の由来と和名

1960年にアメリカ・アリゾナ州にアホー (Ajo) 鉱山で発見されました。

アホーアイトが発見された鉱山と同じ場所です。

最初にこの鉱物について記述したニュージーランド人の鉱物学者コリン・オズボーン・ハットンと米国地質学研究所のアンジョリーナ・カロメリス・ブリシディスは

アリゾナ州に住んでいたネイティブアメリカンの部族にちなんで

「papagoite」と命名しました。

パパゴという言葉はスペイン人入植者がトホノ・オオダム族に対して使用していた名前で「テパリー豆を食べる人」という意味です。

ちなみにトホノ・オオダムというのは「砂漠の人々」という意味で、

トホノ・オオダム族の人々は「パパゴ」という名前を拒否しているそうです。

和名はそのまま「パパゴ石」です。

パパゴアイトの成分

パパゴアイトはカルシウム・銅・アルミニウムを含有した珪酸塩鉱物です。

💎参考記事 

「鉱物はどのように分類するか」化学組織から分類する方法と種類

銅を含有した鉱物は他に

ダイオプテーズ

トルコ石(ターコイズ)

アホーアイト

などがあります。

酸化銅は綺麗な青緑色に発色します。

パパゴアイトの化学組織は

CaCuAlSi2O6(OH)3

と表されます。

パパゴアイトは微細結晶からなる塊状・球状の集合体として発見されます。

パパゴアイトもアホーアイト同様に、二次鉱物で、

主に変質した花崗閃緑岩脈上で生成し、

クォーツやカルサイト(方解石)にも内包されることがあります。

二次鉱物とは

一度生成した鉱物が地表や地下浅部の風化・酸化作用などの影響を受けて、新たな鉱物に変化したもののことです。

アホーアイトもパパゴアイトも銅鉱床での酸化や風化に伴って形成されています。

パパゴアイトの硬度

モース硬度 5~5.5

💎参考記事 

石の硬度を表す「モース硬度」

パパゴアイトの色

パパゴアイトは通常濃青色~明るい青色 です。

パパゴアイトの光沢

ガラス光沢

💎参考記事 

金属や石の印象を左右する7つの「光沢」 

パパゴアイトの劈開性

劈開は不完全です。

💎参考記事

鉱物の割れ方「劈開」ダイヤモンドは傷がつきにくいけれど割れやすい?

パパゴアイトの石言葉

パパゴアイトの石言葉はまだ無いようです。

パパゴアイトinクオーツ

この写真は「therapy stone」さんからお借りしました

パパゴアイトもアホーアイト同様にクォーツに入ることがあります。

青い鞠のようでとても可愛いですね!

アホーアイトとパパゴアイト両方が入るクォーツもあるそうですが、とてもレアでなかなかお目にかかれません。

パパゴアイト 誕生日石

パパゴアイトは「366日宝石図鑑」で5/3の誕生日石に選ばれました。

パパゴアイトの主な産地

パパゴアイトは

アメリカ🇺🇸

南アフリカ🇿🇦

ナミビア🇳🇦

で産出されていました。

アメリカのアリゾナ州アホーはすでに休山しています。

ナミビアの鉱山も相次いで閉山しており、今後新たな供給は見込めない状況です。

写真はナミビアの風景です。3枚あります。

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