

バストネサイト(バストネス石)はセリウム、ランタン、イットリウムという3つのレアアースを主成分とする珍しい鉱物です。
3つのレアアースを主成分としますが一つの鉱物に3種類が全てに含まれるのではなく、それぞれを主成分とした3種類に分けられます。
ですから、化学組織も3つあります。
バストネサイト(バストネス石)について
バストネサイト(バストネス石)は1838年にスウェーデンのヴェストマンランド地方にあるバストネス鉱山で発見されました。
バストネサイト(バストネス石)の名前の由来
バストネサイト(バストネス石)は発見されたバストネス鉱山にちなんで「bastnasite」と命名されました。
和名は「バストネス石」です。
バストネサイト(バストネス石)の成分
バストネサイト(バストネス石)はフッ素を含む炭酸塩鉱物です。
💎参考記事
「鉱物はどのように分類するか」化学組織から分類する方法と種類
バストネサイト(バストネス石)は3つのレアアースを主成分とする3種類の鉱物です。
化学組織は
(Ce、La、Y)C03F
と表されます。
参考
Ce:セリウム La:ランタン Y:イットリウム
C:炭素 0:酸素 F:フッ素
バストネサイト(バストネス石)は3種類
CeC03F セリウム・バストネサイト
LaC03F ランタン・バストネサイト
YC03F イットリウム・バストネサイト
の3種類です。

バストネサイト(バストネス石)から発見!元素ランタン(La)

ランタンは主に
・ハイブリットカーの水素電池
・電子機器に入れられているセラミック・コンセンサ
・カメラの光学レンズ
・医療現場で(食べ物からのリン吸収を抑える)
使われています。
まず1803年にスウェーデンのバストネス鉱山で採掘されたセリア(と後に命名)という鉱物から、化学者ベルセリウスとヒシンガーが新元素「セリウム」の酸化物(セリア)を発見しました。
ベルセリウスの弟子のカール・グスタフ・モサンデル(Carl Gustaf Mosander)はセリアの性質をさらに詳しく再調査し始め
「この中には、まだ別の未知の元素が混ざっているのではないか」と疑い始めます。
その結果、セリウムの化合物の中に、性質が非常によく似た別の新しい成分が含まれていることを見出し、バストネサイトから新しい元素の分離に成功しました。これがランタンです!
ランタンという名前は、ギリシャ語で「隠れる」「潜む」を意味する lanthanein(ランタネイン) に由来しています。
セリウムの化合物の中に長年しっかりと「隠れて」いて、なかなか見つからなかったことにちなんで、師であるベルセリウスの提案も交えて名付けられました。
バストネサイト(バストネス石)の結晶系
結晶系は六方晶系です。

バストネサイト(バストネス石)の共生鉱物
バストネサイト(バストネス石)はカルサイト(方解石)、バライト(重晶石)、フローライト(蛍石)、クォーツ(石英)、リーベカイト(リーベック閃石)などと共生することがあります。
バストネサイト(バストネス石)の硬度
モース硬度 4〜5
💎参考記事
バストネサイト(バストネス石)の劈開性
劈開は不明瞭です。
💎参考記事
鉱物の割れ方「劈開」ダイヤモンドは傷がつきにくいけれど割れやすい?
バストネサイト(バストネス石)の靭性
バストネサイト(バストネス石)は脆い鉱物です。

バストネサイト(バストネス石)の色
黄色、オレンジ色、赤があります。
バストネサイト(バストネス石)の光沢
ガラス光沢、脂肪光沢
💎参考記事
バストネサイト(バストネス石)の石言葉
バストネサイト(バストネス石)の石言葉は
・知恵
・勇気
です。
バストネサイト(バストネス石)の誕生日石
バストネサイト(バストネス石)は「366日宝石図鑑」で12/23の誕生日石に選ばれました。
バストネサイトが発見されたバストネス鉱山の所有者で鉱物学者の
ウィルヘルム・ヒージンガーは
1766年12月23日生まれです。
バストネサイト(バストネス石)の主な産地
バストネサイト(バストネス石)の主な産地は
・スウェーデン🇸🇪
・ロシア🇷🇺
・ノルウェー🇳🇴
です。
バストネサイト(バストネス石)の発見地 スウェーデンのバストネス鉱山の風景
バストネス鉱山からは鉄、銅、レアアースが採掘されてます。

















