

ゼクツェライト(ゼクツェル石)は1966年にアメリカのワシントン州で発見されましたがモルガナイト(ベリル)と誤認されていました。
その後1975年に、この鉱物がベリルではないことが判明し新鉱物だと認識されました。
良質なゼクツェライト(ゼクツェル石)は観賞用とされます。
ゼクツェライト(ゼクツェル石)について
ゼクツェライト(ゼクツェル石)はジルコニウムやチタン、ハフニウム(Hf)を含む珍しい鉱物です。
紫外線ライトを当てると蛍光もします。
ゼクツェライト(ゼクツェル石)の名前の由来
ゼクツェライト(ゼクツェル石)は発見された当初はモルガナイトだと思われていました。
1975年にシアトル在住の数学者で鉱物収集家のジャック・ゼクツァーは、この鉱物をスミソニアン博物館に分析のために送付しました。
そして1977年に4人のアメリカ人男性、
鉱物学者のピート・J・ダン、ローランド・C・ラウズ、バート・キャノン(ベンジャミン・バートレット「バート」キャノン5世)、そして化学者のジョセフ・A・ネレンによって共同執筆され新しい鉱物だと発表、
ジャック・ゼクツァー氏にちなんで「Zektzerite」と命名しました。
和名はそのまま「ゼクツェル石」です。
ゼクツェライト(ゼクツェル石)の成分
ゼクツェライト(ゼクツェル石)はリチウムやジルコニウムを含む珪酸塩鉱物です。
💎参考記事
「鉱物はどのように分類するか」化学組織から分類する方法と種類
化学組織は
LiNaZrSi6O15
と表されます。
一般的にチタン(Ti)とハフニウム(Hf)が不純物として含まれます。
参考
Li:リチウム Na:ナトリウム Zr:ジルコニウム
Si:珪素 O:酸素
ゼクツェライト(ゼクツェル石)が蛍光する理由
ゼクツェライト(ゼクツェル石)は蛍光を起こすと主に青色系(約460 nm付近にピークを持つブロードな光)の蛍光を示します。
これは、結晶中のチタンと酸素の局所的な結合構造がエネルギーを吸収・変換する役割(活性剤)を担っているためだとされています。
鉱物の蛍光は、同じ名前の石であっても産地や微量に含まれる不純物の状態によって光り方が異なる場合があり、ザクツェル石に見られる特異な青色発光も、その内部の微細な化学的環境を映し出す現象となっています。
ゼクツェライト(ゼクツェル石)の結晶系
結晶系は斜方晶系です。

ゼクツェライト(ゼクツェル石)の共生鉱物
ゼクツェライト(ゼクツェル石)はスモーキークォーツ(煙水晶)、マイクロクリン(微斜長石)、オカノガン石(Okanoganite)、ソグディアナイト(ソグディアナ石)、アストロフィライト(星葉石)、ジルコンとともに産出します。
ゼクツェライト(ゼクツェル石)の硬度
モース硬度 6
💎参考記事
ゼクツェライト(ゼクツェル石)の劈開性
劈開は二方向に完全です。
💎参考記事
鉱物の割れ方「劈開」ダイヤモンドは傷がつきにくいけれど割れやすい?
ゼクツェライト(ゼクツェル石)の靭性
ゼクツェライト(ゼクツェル石)は脆い鉱物です。
ゼクツェライト(ゼクツェル石)の色
無色、ピンク
ゼクツェライト(ゼクツェル石)の光沢
ガラス光沢
💎参考記事
ゼクツェライト(ゼクツェル石)の石言葉
ゼクツェライト(ゼクツェル石)の石言葉は今のところ無いようです。
ゼクツェライト(ゼクツェル石)の誕生日石
ゼクツェライト(ゼクツェル石)は「366日宝石図鑑」で12/22の誕生日石に選ばれました。
ゼクツェライト(ゼクツェル石)の主な産地
ゼクツェライト(ゼクツェル石)の主な産地は
・アメリカ🇺🇸
・タジキスタン🇹🇯
・ノルウェー🇳🇴
・マダガスカル🇲🇬
です。
ゼクツェライト(ゼクツェル石)の発見地 アメリカ・ワシントン州シアトルの風景

















