『アイテライト』熱水環境下で形成されるレアな炭酸塩鉱物
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この画像は「The Beauty in the Rocks」さんのページからお借りしました

アイテライトはナトリウムとマグネシウムの炭酸塩鉱物です。

天然物はとてもレアですが、化合物として作られており、熱伝導性フィラー(樹脂などに混ぜて熱を逃がしやすくする材料)などの工業用途での研究も見られます。

アイテライトの名前の由来と和名

アイテライトは、1955年にドイツの鉱物学者であり、アメリカのトレド大学ケイ酸塩研究所の所長を務めたヴィルヘルム・アイテル(Wilhelm Eitel)博士にちなんで命名されました。

アイテル博士は、この鉱物を自然界で発見されるよりも先に、1928年に実験室で合成することに成功していました。

その後、1954年にアメリカのユタ州にあるグリーン・リバー累層(Green River Formation)で天然の結晶が発見され、彼の功績を称えてその名が付けられました。

和名はそのまま「アイテル石」です。

アイテル博士は1933年5月にナチス党に入党しており、党の活動に非常に積極的な人物だったようです。

戦時中はカイザー・ヴィルヘルム珪酸塩研究所の所長を務め、軍事用ガラス(防弾ガラス)や、セメント、コンクリートといった軍事施設(要塞やアウトバーン)の建設資材の研究に従事し、ドイツの戦争経済を支えました。

戦後、ナチス・ドイツの優れた科学者をアメリカへ連れて行く極秘プロジェクト「ペーパークリップ作戦」の対象となり

アメリカのトレド大学で研究所を設立し、珪酸塩化学の権威となりました。

アイテライトの成分

アイテライトはナトリウムとマグネシウムの炭酸塩鉱物です。

💎参考記事 

「鉱物はどのように分類するか」化学組織から分類する方法と種類

化学組織は、

Na2Mg(CO32

と表されます。

アイテライの硬度

モース硬度 3.5

💎参考記事 

石の硬度を表す「モース硬度」

アイテライトの色

黄色、オレンジ、無色があります。

アイテライトの光沢

鈍い

💎参考記事 

金属や石の印象を左右する7つの「光沢」 

アイテライトの劈開性

劈開は完全です。

💎参考記事

鉱物の割れ方「劈開」ダイヤモンドは傷がつきにくいけれど割れやすい?

アイテライトの石言葉

アイテライトの石言葉は

今のところ無いようです。

アイテライト 誕生日石

アイテライトは「366日宝石図鑑」で5/6 の誕生日石に選ばれました。

アイテル博士は1891年5/6 生まれです🎂

アイテライトの主な産地

アイテライトの主な産地は

アメリカ🇺🇸

アンゴラ🇦🇴

ブラジル🇧🇷

カナダ🇨🇦

ロシア🇷🇺

です。

ちなみに

アンゴラうさぎ

アンゴラうさぎの原産国はトルコです。

アンゴラにはアンゴラうさぎはいません!



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