ボンベイ産メソライト  この写真はWikiからお借りしました

メソライト(中沸石)は沸石(ゼオライト)族の一種です。

沸石(ゼオライト)

火山灰が固まってできた岩石である凝灰岩や、多量の火山灰が火山岩塊の間を埋めて団結してできた岩石である凝灰角礫岩の中にある火山ガラスが変質して形成されるアルミノ珪酸塩鉱物です。


この鉱物は、立体網目構造を持ち、その中に水分子を結晶水として含みます
この水分は加熱により脱水が可能で、脱水後も構造はそのまま保たれてスポンジ状の空洞を持った状態となります。
この空洞には物質を取り込む能力があり、この特性を利用して様々な分野でゼオライトが活用されています。

メソライト(中沸石)について

メソライト(中沸石)は1816年にイタリアのシチリア州カターニア近郊のサイクロプス諸島での発見されました。

サイクロプス諸島は約50万年前に形成された火山起源の島々です。

ホメロスの「オデュッセイア」に登場する独眼の巨人サイクロプス(キュクロープス)が船に向けて投げつけた岩、という伝説で知られています。

オディロン・ルドン作『キュクロープス』。1914年。オランダ・オッテルローのクレラー・ミュラー美術館 所蔵。

オディロン・ルドン作『キュクロープス

メソライト(中沸石)の名前の由来

メソライト(中沸石)は

ナトリウムを有するナトロライト  Na2(Al2Si3O10))・2H2

カルシウムを有するスコレサイト  Ca(Al2Si3O10))・3H2O

の中間なので

ギリシャ語で「」を意味する「mesos」から「mesolite」と命名されました。

和名はそのまま「中沸石」です

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メソライト(中沸石)の成分

メソライト(中沸石)はナトリウムやカルシウムを含む珪酸塩鉱物です。


💎参考記事 

「鉱物はどのように分類するか」化学組織から分類する方法と種類

化学組織は

Na₂Ca₂Al₆Si₉O₃₀ · 8H₂O

と表されます。

参考

Na:ナトリウム Ca:カルシウム 

Al:アルミニウム Si:珪素 O:酸素

H₂O:結晶水

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メソライト(中沸石)の硬度

モース硬度 5

💎参考記事 

石の硬度を表す「モース硬度」

メソライト(中沸石)の劈開性

劈開は二方向に完全です

💎参考記事

鉱物の割れ方「劈開」ダイヤモンドは傷がつきにくいけれど割れやすい?

メソライト(中沸石)の靭性(割れやすさ)

とても割れやすい

玄武岩の晶洞内におけるメソライトの球状集合体  この写真はWikiからお借りしました

メソライト(中沸石)の色

透明、白色

メソライト(中沸石)の光沢

ガラス光沢

💎参考記事 

金属や石の印象を左右する7つの「光沢」 

インド・プネー近郊の洞窟から回収された繊維状結晶標本 この写真はWikiからお借りしました

メソライト(中沸石)の石言葉

メソライト(中沸石)の石言葉は今のところ無いようです。

メソライト(中沸石) 誕生日石

メソライト(中沸石)は「366日宝石図鑑」で11/24の誕生日石に選ばれました。

メソライト(中沸石)の産地

メソライト(中沸石)の主な産地は

・インド🇮🇳

・イタリア🇮🇹

・アメリカ🇺🇸

です。

メソライト(中沸石)の発見地、カターニア近郊のサイクロプス諸島の風景

・巨人サイクロプス(キュクロープス)が船に向けて投げつけた (?) 岩

ラケア島から望むサイクロプス(キュクロプス)諸島  この写真はWikiからお借りしました





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