

「日本式双晶」とは2つの水晶の結晶が84°33′の角度で接合したものです。
ハートのように見える形から「平板式夫婦水晶」とも呼ばれ、2つの結晶が丁度よく接合しているので、江戸時代にはメガネに加工されることもありました。
「日本式双晶」について
「双晶」とは2個以上の結晶が一定の角度で規則正しく結合しているもののことです。
日本式と呼ばれるものは日本の山梨県乙女鉱山や長崎県奈留島で産出される84°33′の角度で接合した水晶をいいます。
山梨県乙女鉱山や長崎県奈留島ともに現在は採集不可となっています!

「日本式双晶」の名前の由来
明治時代に来日したドイツの鉱物学者ゴールドシュミット氏が
山梨県の乙女鉱山から産出された双晶水晶を見て、「日本式双晶」と命名しました。
海外では「ジャパンツイン」と呼ばれます。
「ジャパンツイン」は明治から大正にかけてヨーロッパに大量に渡り人気を博しました。
「日本式」と命名されていますが日本独特のものというわけではなく、
ブラジル、ペルー、アメリカ、マダガスカルでも産出されます。

「日本式双晶」の成分
「日本式双晶」は水晶で珪酸塩鉱物です。
💎参考記事
「鉱物はどのように分類するか」化学組織から分類する方法と種類
化学組織は
SiO2
と表されます。
参考
Si:珪素 O:酸素
水晶の結晶系
水晶の結晶系は三方晶系です。

水晶の硬度
モース硬度 7
💎参考記事
水晶の劈開
劈開はありません
💎参考記事
鉱物の割れ方「劈開」ダイヤモンドは傷がつきにくいけれど割れやすい
「日本式双晶」の色
日本式双晶には透明の水晶の他に紫色のアメジストもあります。

マンガ「宝石の国」でもアメシストは双晶

市川春子先生の「宝石の国」
そのキャラクターの一つ「アメシスト」
日本式双晶の凹入角度から、「アメシスト84」と「アメシスト33」と命名されている二人は性格は違うもののいつも一緒に行動してましたね。
水晶の光沢
ガラス光沢
💎参考記事
日本式双晶の石言葉
日本式双晶の石言葉は無いようですが、一般的な水晶の石言葉は
・純粋
・無垢
・浄化
・調和
です。

日本式双晶 誕生日石
日本式双晶 (平板式夫婦水晶) は「366日宝石図鑑」で11/22の誕生日石に選ばれました。
11/22は「いい夫婦の日」です。
日本式双晶の主な産地
日本式双晶の主な産地は
・日本🇯🇵
・ブラジル🇧🇷
・ペルー🇵🇪
・アメリカ🇺🇸
・マダガスカル🇲🇬
です。

日本式双晶の産地の一つ 長崎県奈留島の風景
長崎県奈留島は五島列島を構成する島の一つです。
場所がら、古代から洋上の要所で、遣明船の最後の寄港地でした。
隠れキリシタンの信仰を継承された人も多かったようです。


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