『リービッヒ石』(リービジャイト)ウランを含む蛍光する鉱物

この写真はwikiからお借りしました

リービッヒ石はウラン含有鉱床の酸化帯に生じる二次鉱物です。

硬度が低く、容易に変質しやすい不安定な鉱物で、放射能(微量)と化学的毒性があります。

二次鉱物とは


鉱物が初生的に晶出したのち、化学変化して最初と異なる鉱物になったもの。

一般には変質作用によるもの。

地表水、地下水、熱水などによって酸化、水酸化分解してできます。

リービッヒ石について

リービッヒ石の名前の由来

19世紀のドイツの化学者ユストゥス・フォン・リービッヒにちなんで命名されました。 

ユストゥス・フォン・リービッヒ氏は

有機化学、農業化学、化学教育を網羅し、

有機化学体系を創立し、植物無機栄養説を提唱しました。

「有機化学の父」および「肥料工業の父」と尊称されて歴史上、最も偉大な化学教育者と言われています。

リービッヒといえばリービッヒ冷却器ですね。

リービッヒ石の成分

リービッヒ石はカルシウムとウランを含む水和炭酸塩鉱物です。

化学組織は一般的に

Ca2(UO2)(CO3)3・11H2O

と表わされます。

リービッヒ石の毒性

・リービッヒ石はウランを含むため放射能による危険性があります。

触ったり微細な粉塵を吸い込んだり舐めるのはやめましょう。

・ウランは鉛やカドミウムなどと同様の重金属毒性を持っています。

体内にウラン化合物が入ると主に腎臓に蓄積し、腎機能障害を引き起こすことがあります。

リービッヒ石の硬度

モース硬度 2.5~3

💎参考記事 

石の硬度を表す「モース硬度」

リービッヒ石の色

リービッヒ石は

緑色や黄色のものがあります。

リービッヒ石の光沢

ガラス光沢

💎参考記事 

金属や石の印象を左右する7つの「光沢」 

リービッヒ石の劈開性

一方向に不明瞭

💎参考記事

鉱物の割れ方「劈開」ダイヤモンドは傷がつきにくいけれど割れやすい?

リービッヒ石は蛍光する

リービッヒ石は紫外線ライトを照射すると鮮やかな緑蛍光します。

ウラニルイオンがエネルギーレベルの高い紫外線を受けて可視光を放出する現象です。

リービッヒ石 石言葉

リービッヒ石の石言葉は今の所無いようです。

毒性があるので身近に置く人は少ないかもしれませんね。

リービッヒ石 誕生日石

リービッヒ石は「366日宝石図鑑」で5/12 の誕生日石に選ばれました。

リービッヒ石の名前の由来となったユストゥス・フォン・リービッヒ氏

1803年5/12生まれです。🎂

リービッヒ石の産地

リービッヒ石の産地は

トルコ🇹🇷

フランス🇫🇷

アメリカ🇺🇸

コンゴ🇨🇬

日本では岐阜県瑞浪市 賊ヶ洞(東濃鉱山)で産出されています。

おまけ コンゴ共和国の写真



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コメント一覧
  1. リービッヒって(´⊙ω⊙`)
    農学系だった自分としては農作物の栄養系で最初期の講義で出てくる方(窒素リン酸カリの概念を提唱)とかでしたが、ひっさしぶりに耳にしました!懐かしい!!
    農学はともかくとしても、化学のリービッヒ冷却器ってのは結構有名だったりしますが(大学入試なんかにもたまに出てくるやつ( ̄▽ ̄)
    聞いたことない石だなー、と思った・存じ上げない石でしたが、ウランを含んでいたりモース硬度が低かったり・・アクセサリーとしては無理そうですね(そもそも毒性・取扱注意系ですか)
    石ことば・・無いんだー。黄色と黒でリゲイン!とかどうでしょうか(←怒られそうですが

    • ありがとうございます
      あのリービッヒさんです!
      冷却器しか私は存じませんでしたが、素晴らしい人は多分野で活躍するものですね
      ウランが入っていて身近に置けないけれど、リービッヒさんのお名前を冠した石だと思うと特別感がありますね。
      石言葉、リゲイン(笑)いいと思います。
      リービッヒさん目指して24時間研究できそうです。

  2. はるさん
    わぁ〜〜これは〜
    見るからに
    リービッヒ石は、毒性ある感じのカラー(笑)
    すごい〜
    面白いです。
    石言葉ないのは〜(笑)
    じゃ綺麗なものには、毒あるよ!
    かなぁ〜(笑)

    • ありがとうございます
      綺麗なものには毒があるよ〜という石言葉(笑)もいいですね
      教訓として座右の銘にして欲しいです。
      リービッヒさん、このような毒石に名前を付けられたのをどう思ってらっしゃるんでしょうね

  3. この度はお久方の“二次鉱物”ですね。
    二次鉱物とは様々な要因により新たな鉱物へと変わる現象の鉱物と覚えています
    それは先日のブログにてお勉強しました“置き換わり”現象とは全くの別現象なのでしょうか…
    お写真のリービッヒ石は反射材のような光沢ですね
    このようなガラス光沢は安定されました結晶構造ゆえですね。

    • ありがとうございます。
      リービッヒ石はウラン鉱物が地表近くの酸素や地下水に触れて分解されてから再結晶化して生成され安定した鉱物になります✨
      これも置き換わりです

      クロム雲母の場合は、クロムが入ることによって成分のアルミがクロムに置き換わるという現象がおきます
      これも置き換わりです

  4. リービッヒ石は、見事な蛍光色で色が虎のイメージだと思いました。リービッヒ博士は超有名な方だったと、ウランを含む二次鉱物にまで名前が冠されるとは本人も驚き‼️でしょうね〜

    • ありがとうございます
      鮮やかな黄色と「放射能が入っている」という怖さが虎を連想させますね!
      冷却器や肥料で有名な「有機化学の父」が「こんな石に俺の名前が?」と思ってらっしゃることと思います。(笑)

    • リービッヒ石はリービッヒ氏が発見したのではなさそうですね。
      リービッヒ冷却器、初めて見るような気がします。が、学校で使ったのに忘れているのかもしれないです。
      蒸留、還流の実験で使うのですね。

      • ありがとうございます。
        発見者がご自分のお名前を付けることもありますが、その時の上司やリスペクトしている人、稀にですが奥様の名前をつける方がいらっしゃいます。
        人柄が出て面白いですね。
        リービッヒ冷却器、私もなんとなく使ったような、知らないような、、、

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