『メニライト』(乳珪石) 日本でも見つかる石膏のようなオパール
メニライト

オパールはたくさんの種類があります

オパールというと

キラキラしたプレシャスオパール(遊色効果のあるもの、ホワイトオパールブラックオパールなど)が有名ですが、

コモンオパール(遊色効果のない物)もあります。

遊色効果とは

結晶の層状構造や粒子配列によって光が分散され、虹のような多色の色彩を示す現象のことです。

「メニライト」はオパールには見えませんが成分がオパールなのです。

2010年にフランスで発見されたばかりですが、日本でも採れる鉱物です。

オパールだと気づいておらず「仏石」や「菩薩石」と呼ばれていたようです。

メニライトについて

メニライト

メニライトの名前の由来と和名と別名

メニライト(menilite) はフランスのパリのメニルモンタンで発見されたので地名にちなんで「メニライト」と命名されました

和名はミルクのような見た目から「乳」、ケイ素が含まれていることから「珪」で「乳珪石」と命名されました

別名も多く、海外では

・妖精のようだから「フェアリーオパール」

・肝臓に似ているから「レバーオパール」

日本では

「仏石」や「菩薩石」

とも呼ばれます

メニライトの成分

メニライトは珪藻の殻などの沈殿物を多く含んでいて、表面は不透明ですが、割ると中は半透明のコモン・オパールなのだそうです

メニライトの表面はカルサイト系が付着していますが中身はオパールですから

化学式は

SiO2・nH2O

と表します

メニライトの硬度

モース硬度 5〜6.5

💎参考記事 

石の硬度を表す「モース硬度」

メニライトの光沢

dull (鈍い)

💎参考記事 

金属や石の印象を左右する7つの「光沢」 

メニライトの石言葉

メニライト

メニライトの石言葉は「予言」です

メニライト 誕生日石

メニライトは現在の誕生日石には選ばれていません

💎参考記事 

12ヶ月の誕生石と366日の誕生日石

メニライトの主な産地

メニライトの主な産地は

・フランス🇫🇷

・スペイン🇪🇸

・カナダ🇨🇦

・モロッコ🇲🇦

・日本🇯🇵 能登半島の珠洲市の物が有名です



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