【スペサルティン・ガーネット】ゲーテにも愛された？満礬柘榴石

スペサルティン・ガーネットはガーネットグループの一つで、マンガンとアルミニウムを含みます。

マンガンの鉱床やペグマタイトから見つかることが多いガーネットです。

オレンジ色や褐色、紫、茶色の物があります。

💎ガーネット全般についてはこちらをご覧ください

• クリスタルタロット

  『クリスタルタロット』「節制」　(ガーネット)

 

スペサルティン・ガーネットについて

スペサルティン・ガーネットの名前の由来と和名

スペサルティン・ガーネットは1880 年にドイツで発見されました。

バイエルン語の「森」を表す「supessart」から「spessartite garnet」と命名されました。

スペサルティン・ガーネットまたはスペサルタイト・ガーネットと呼ばれます。

和名は満礬柘榴石(マンバンザクロイシ)です。

スペサルティン・ガーネットの成分

ガーネットはガーネットグループというグループ名です。

ガーネットは珪酸塩鉱物の一種で

化学式は　X₃Y₂(SiO₄)₃　

スペサルティン・ガーネットはマンガンとアルミニウムが含まれますので

化学式は　Mn₃Al₂(SiO₄)₃　

スペサルティン・ガーネット自体が褐色のガーネットです。

純度が高くなると明るいオレンジ色に、鉄の含有量が多くなるにつれて暗い赤色や紫になります。

スペサルティン・ガーネットの硬度

モース硬度　7〜7.5

💎参考記事

石の硬度を表す「モース硬度」　

スペサルティン・ガーネットの光沢

ガラス光沢

💎参考記事　

金属や石の印象を左右する7つの「光沢」　

マンダリンガーネット

スペサルティン・ガーネットの中で有名な物にマンダリン・ガーネットがあります。

マンダリン・ガーネットは1991年にナミビアとアンゴラの国境付近で雲母に埋まっているのを発見されました。

その後、ナミビア、タンザニアでも鉱床が見つかりマンダリン・ガーネットやタンジェリン・ガーネットと呼ばれるようになりました。

スペサルティン・ガーネットの石言葉

・秘めた情熱

・無限の想像力

・不言実行

・深い愛情に恵まれる

スペサルティン・ガーネット 誕生日石

ガーネットは1月の誕生石です。

スペサルティン・ガーネットは

6/26の誕生日石

マンダリン・ガーネットは

9/18の誕生日石です。

💎参考記事

「12ヶ月の誕生石と366日の誕生日石」　

ゲーテとガーネット

ドイツの文豪ゲーテ(1749〜1832)は自然科学者でもあり地質学者でもあります。

ゲーテは宝石を愛したことでも知られています。

そして、ゲーテは女性も大好きでした。

彼は75歳の時に19歳の女性ウルリーケさんと恋に落ちます。

ウルリーケさんは片時も離さずガーネットを身につけていたという逸話が残っています。

ガーネットには忠実、貞操、真実という石言葉があったからではないかと言われています。

ドイツでガーネットですからスペサルティン・ガーネットだったかもしれません。

スペサルティン・ガーネットの主な産地

・ドイツ🇩🇪

・アメリカ🇺🇸

・マダガスカル🇲🇬

・パキスタン🇵🇰

・ブラジル🇧🇷

・アフガニスタン🇦🇫

・スリランカ🇱🇰

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