

ピーモンタイト(紅簾石)は愛媛県などでも採れる、鮮やかで深みのある赤やピンクの鉱物で
エピドート(緑簾石)グループに属します。
エピドート(緑簾石)グループ
珪酸塩鉱物のクループで、編成岩や接触変成帯に広く産出する鉱物です。
・エピドート(緑簾石) Ca2Fe3+Al2(Si2O7)(SiO4)O(OH)
・アラナイト(褐簾石) Ca(Ce, Y,La)FeAl2(SiO4)(Si2O7)O(OH)
などが属します。
ピーモンタイト(紅簾石)について
ピーモンタイト(紅簾石)は発見されたのは1853年ですが、日本では2010年頃からパワーストーンとして人気の石になりました。
ピーモンタイト(紅簾石)の名前の由来
ピーモンタイトはイタリアの北部にあるピエモンテという場所発見されたことから「piemontite」と命名されました。
和名は見た目と緑簾石グループであることから「紅簾石(こうれんせき)」
鉱物名はシリシャスシスト(珪質片岩)です。
ピーモンタイト(紅簾石)の成分
ピーモンタイト(紅簾石)はエピドートグループに属する珪酸塩鉱物です。
💎参考記事
「鉱物はどのように分類するか」化学組織から分類する方法と種類
エピドート(緑簾石)Ca2Fe3+Al2(Si2O7)(SiO4)O(OH)のFe3+が Mn3+ に置き換わったものがピーモンタイト(紅簾石)です。
化学組織は
Ca2(Al,Mn3+,Fe3+)3(SiO4)3(OH)
と表されます。
参考
Ca:カルシウム Mn:マンガン Al:アルミニウム
Fe:鉄 Si:珪素 O:酸素
微量のマンガンが混入することによってピンク色になります。
チューライト(桃簾石)とピーモンタイト(紅簾石)の違い
チューライト(桃簾石)とピーモンタイト(紅簾石)は見た目も名前もよく似ています。
下の写真はあまり似ていませんが、石屋さんで見かけるともっと似ています。
違いをAIで表にしてもらいました。


| 項目 | 桃簾石(Thulite) | 紅簾石(Piemontite) |
|---|---|---|
| 鉱物グループ | ゾイサイト(ゆうれん石) | エピドート(緑れん石) |
| 結晶系 | 斜方晶系 | 単斜晶系 |
| 化学組成 | Ca2Al3(SiO4)3(OH)(マンガン微量) | Ca2(Al,Mn3+,Fe3+)3(SiO4)3(OH) |
| 色の見た目 | 鮮やか〜やわらかなピンク色 | 暗赤褐色〜紅紫色 |
| 主な特徴 | 塊状で産出することが多く、天然石アクセサリー(チューライト)として親しまれる | 結晶が針状・細柱状に発達しやすく、紅簾片岩(長瀞など)の主構成鉱物として有名 |
結晶構造と分類のちがい 桃簾石は「斜方晶系」に属するゾイサイトの変種で、結晶構造の中に少量のマンガンが含まれることで明るいピンク色を発色します。一方、紅簾石は「単斜晶系」のエピドートグループに属し、構造中にマンガンや鉄をしっかり含むため、より深く濃い赤〜紫色を示します。
観察時の見分け方 桃簾石はミルキーで均一なピンク色の塊として見られることが多く、装飾品や天然石ビーズによく加工されます。紅簾石は結晶の向きによって色合いが変わる多色性(赤・紫・黄褐色など)が非常に強く、岩石中で針状の暗赤色結晶として含まれるのが典型的な姿です。
ピーモンタイト(紅簾石)の結晶系
結晶系は単斜晶系です。

ピーモンタイト(紅簾石)の硬度
モース硬度 6〜6.5
💎参考記事
ピーモンタイト(紅簾石)の劈開性
劈開は一方向に完全です。
💎参考記事
鉱物の割れ方「劈開」ダイヤモンドは傷がつきにくいけれど割れやすい?

ピーモンタイト(紅簾石)の色
ピンク〜赤系
ピーモンタイト(紅簾石)の光沢
ガラス光沢
💎参考記事
ピーモンタイト(紅簾石)の石言葉
ピーモンタイト(紅簾石)の石言葉は
・積極性
・優しさ
・好奇心
・愛情
・美意識
・独創性
です。
ピーモンタイト(紅簾石) 誕生日石
ピーモンタイト(紅簾石)は「366日宝石図鑑」で10/29の誕生日石になりました。
ピーモンタイト(紅簾石)の産地
ピーモンタイト(紅簾石)の主な産地は
・イタリア🇮🇹
・スイス🇨🇭
・日本🇯🇵
です。
ピーモンタイト(紅簾石)の発見地イタリアのピエモンテ州の位置と風景

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