『ダンビュライト』かつて日本でも採れた「ダイヤモンド」に似た石
ダンビュライト

ダンビュライトはかつて日本でも良質な物が産出されていた、ダイヤモンドに似ている石です。

透明度が高く美しい輝きを見せることから「ジャパニーズダイヤモンド」とよばれていたこともあります。

現在はダイヤモンドの代用品としてではなく世界的に生産量が少ないレアストーンとして人気です。

ダンビュライトについて

ダンビュライトの名前の由来と和名

ダンビュライトは19世紀の初めにアメリカコネチカット州ダンベリーで鉱物学者のチャールズ・アップハム・シェパード氏によって発見され

ダンベリーの地名にちなんでダンベリーの石(ite)という意味でダンビュライトと命名されました。

チャールズ・アップハム・シェパード氏は

マイクロライト

・ワーウィッカイト(wikiなしですがマグネシウムと鉄を含むホウ酸塩鉱物です)

も発見しました。

和名はそのまま和訳してダンブリ石です。

ダンビュライトの成分

ダンビュライトカルシウムホウ素を含む珪酸塩鉱物です。

化学式は CaB2(SiO4)2

ダンビュライトは水晶やトパーズに比べて透明度が高いのですが

ホウ素を含むことから風化しやすい性質で長い時間をかけて白っぽくなることがあります。

ダンビュライトの色

ダンビュライトは透明度が高い無色のものが多いですが、淡いピンク、黄色、茶色などもあります。

色のついたダンビュライトは長時間日光に当てておくと褪色することがあります。

直射日光に当てすぎないようにしましょう。

ダンビュライトの硬度

モース硬度 7〜7.5

💎参考記事

石の硬度を表す「モース硬度」

ダンビュライトの光沢

・ガラス光沢

・脂肪光沢

💎参考記事 

金属や石の印象を左右する7つの「光沢」 

日本でも採れたダンビュライト

日本でもかつて採れました

大分県の尾平鉱山は銀や錫の鉱山でした。

ダンビュライトは主に尾平鉱山斧石ガーネットと共に19世紀から20世紀初頭まで採掘されていました。

ダンビュライトはダイヤモンドの代用品として「ジャパニーズダイヤモンド」と呼ばれたこともありますが、人工石のジルコニアなどが誕生すると代用品としての役目を終えました。

ダイヤモンドの代用品としても人気!ジルコニア

尾平鉱山は公害問題なども起きたため1954年に閉山しまし

今ではダンビュライトの生産地は日本にはありません

しかしそれは採算が合わないから採掘をしないだけであって、日本にはまだダンビュライトが眠っているはずです!

ダンビュライトの石言葉

ピンクのダンビュライト

・理性

・心の調和

・調和

ダンビュライト 誕生日石

誕生日石には指定されていません

💎参考記事

12ヶ月の誕生石と366日の誕生日石

ダンビュライトの主な産地

・(かつては日本🇯🇵も産地でした)

・アメリカ🇺🇸

・メキシコ🇲🇽

・ミャンマー🇲🇲

・マダガスカル🇲🇬

 

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