【リューサイト】(白榴石)「白」という意味の柘榴石に似た鉱物

リューサイトはガーネット(柘榴石)と同じ24面体の形状ですが、準長石の仲間です。

準長石とは

珪酸塩鉱物のグループ名です。

長石に似ていますが二酸化珪素が少ないのが特徴。

日本は一般的に珪素に富んでいるので準長石は少ないです。

準長石には

ソーダライト

アウイナイト

ラズライト

などがあります。

リューサイトの産地であるイタリアのヴェスヴィオ山を訪れた(鉱物学者でもあり詩人の)ゲーテは著書「イタリア紀行」に

ガーネット(柘榴石)に似た白い鉱物(リューサイトのこと!)がある」

と記述しています。

当時リューサイトは「白いガーネット(柘榴石)」とも言われていましたが、ゲーテはしっかりガーネットとリューサイトを区別していました!

リューサイト(白榴石)について

リューサイト自体は、産出量も多く珍しい鉱物ではありませんが、透明度の高いものは希少です。

リューサイト(白榴石)の名前の由来

リューサイト(白榴石)は24面体という結晶の色と形状から、この鉱物は古くは*白柘榴石(ホワイト・ガーネット)」として知られていました。

リューサイトの24面体の構造がガーネットに似ています。

(ガーネットは12面体のものもあります)

しかし成分を調べたところガーネットではなく準長石グループに属することがわかり

ドイツの地質学者であったエイブラハム・ゴットロブ・ウェルナー(AG Werner)

ギリシア語の「leukos(λευκος・艶消しの白)」からリューサイトと命名しました。

和名は「白榴石」です。

ホワイトガーネットと呼ばれていた頃の和訳ですね。

リューサイト(白榴石)の成分

リューサイト(白榴石)はカリウムとアルミニウムを含む、二酸化珪素に乏しい珪酸塩鉱物です。


💎参考記事 
「鉱物はどのように分類するか」化学組織から分類する方法と種類

化学組織は

KAlSi2O6

と表されます。

リューサイト(白榴石)の硬度

モース硬度 5.5~6

💎参考記事 

石の硬度を表す「モース硬度」

リューサイト(白榴石)の劈開性

劈開は不明瞭です。

💎参考記事

鉱物の割れ方「劈開」ダイヤモンドは傷がつきにくいけれど割れやすい?

リューサイト(白榴石)の色

リューサイト(白榴石)は

無色か白です。

この写真はWikiからお借りしました

リューサイト(白榴石)の光沢

亜ガラス光沢

💎参考記事 

金属や石の印象を左右する7つの「光沢」 

リューサイト(白榴石)の石言葉

リューサイト(白榴石)の石言葉は

・明晰さ

・浄化

・精神的な上昇

です。

リューサイト(白榴石)誕生日石

リューサイト(白榴石)は「366日宝石図鑑」で6/27の誕生日石に選ばれました。

リューサイト(白榴石)の産地

リューサイト(白榴石)は特にイタリア🇮🇹のヴェスヴィオ火山でよく産出されます。

その他に

・アメリカ🇺🇸

・フランス🇫🇷

・ドイツ🇩🇪

・オーストラリア🇦🇺

などからも産出されます。

イタリアのヴェスヴィオ火山

ヴェスヴィオ火山は西暦79年の噴火など、数回の噴火をしてきた歴史のある火山です。

西暦79年の噴火ではポンペイ市を埋没させました。

ヴェスヴィオ火山の噴火によってマグマが石灰石の地層を通って反応するので

火山噴出物として多数の珍しい鉱物が産出されています。

ベスブ石(アイドグレース)はヴェスヴィオ火山に因んで命名されました。

ヒューム石もヴェスヴィオ火山から発見された鉱物です。

ヴェスヴィオ火山とポンペイの風景

・ヴェスヴィオ火山を望むナポリの街並み

・世界遺産ポンペイ遺跡 

・ヴェスヴィオ火山とポンペイ遺跡




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