![(21)『古事記』大暴れした「スサノオ」](https://i0.wp.com/harusantarott.com/wp-content/uploads/2022/01/E8C97204-652B-40E8-968E-9D647C35AD26.jpeg?fit=300%2C168&ssl=1)
![](https://i0.wp.com/harusantarott.com/wp-content/uploads/2022/01/E8C97204-652B-40E8-968E-9D647C35AD26.jpeg?resize=300%2C168&ssl=1)
次のページ(22)「天岩戸まつり」
(21)『古事記』大暴れした「スサノオ」
この記事では「アマテラス」が「天の岩屋戸」に閉じこもる原因となった「スサノオ」の暴れん坊ぶりを説明します。これまでのあらすじ
「アマテラス」とのウケイによって「スサノオ」の剣から女神(宗像三神)が生まれました。
![](https://harusantarott.com/wp-content/uploads/2022/01/9D5987B4-621B-44D2-A696-296A8DCA18DA-150x150.jpeg)
スサノオ
か弱い女神を生んだということで私の心が清らかだと証明されたのだ!
![](https://harusantarott.com/wp-content/uploads/2022/01/3C539541-88D1-45FC-A134-78AB4AE14AC2-1024x512.jpeg)
調子に乗った「スサノオ」
高天原に残った「スサノオ」は「アマテラス」が作っている田んぼの畦(アゼ)を壊し、水路の溝を埋め、新嘗祭を行う神殿に糞を撒き散らしました。他の神々が怒るものの「アマテラス」は
![](https://harusantarott.com/wp-content/uploads/2022/01/21C82693-7690-4E85-BDC6-823DDC25059C-300x169.jpeg)
アマテラス
糞のように見えるのは酔って吐いた物でしょう。
田んぼの畦を壊したりしたのは土地がもったいないと思ってのことでしょう。
田んぼの畦を壊したりしたのは土地がもったいないと思ってのことでしょう。
しかし「スサノオ」の悪行はますます酷くなります。
「アマテラス」が機織り女に神御衣(カムミソ、神々の衣)を織らせていた時に、「スサノオ」は機屋の天井に穴を開け、皮をはいだ血みどろの馬を投げ落としました。
機織り女は驚き死んでしまいます。
「アマテラス」は恐ろしくなり、「天の岩屋戸」を開けて引きこもってしまいました。
「天の岩屋戸」については次回書きますね。
はるさん的補足
![](https://harusantarott.com/wp-content/uploads/2022/01/B1C0B773-D29F-41EC-BCED-9A2676F168C2-edited.jpeg)
この罪によって「スサノオ」は髪を抜かれ爪を剥がされ、財産を没収、天津神から国津神に降格、高天原追放などの罰を受けます。
「三貴子」の1人というかなり身分の高い神だったにも関わらず厳罰でした。
それは「スサノオ」がしでかした悪行の多くが農耕や家畜に対する行為だったからでしょう。
当時「稲作の妨害」が重罪だったことがわかるエピソードです。
古事記の他の記事
古事記の他の記事はこちらからご覧ください。
上巻(天地開闢から海幸彦山幸彦)
中巻(神武天皇から応神天皇)
下巻(仁徳天皇から推古天皇)
前のページ(20)「アマテラスとスサノオの娘たち宗像三神」次のページ(22)「天岩戸まつり」