【プルースタイト】(淡紅銀鉱)キュリー夫人で有名「ヤヒモフ」で発見
この写真はWikiからお借りしました

プルースタイト(淡紅銀鉱)は、ピラルジライト(濃紅銀鉱)とともに金銀鉱脈中に産し、

ルビーのように見えることから「ルビーシルバー」という別名があります。

赤い部分がパイラルギー(濃紅銀鉱)


プルースタイト(淡紅銀鉱)について

プルースタイト(淡紅銀鉱)はチェコ共和国のヤヒモフ(Jáchymov)という銀山で発見されました。

ヤヒモフ(Jáchymov)(ヨアヒムスタール)にまつわるトリビア

・「ドルDollar)」の語源: この地(ヨアヒムスタール)で鋳造された大型銀貨が「ヨアヒムスターラー(Joachimsthaler)」と呼ばれ、それが省略されて「ターラー(Thaler)」となり、最終的に現在の米ドル(Dollar)の語源になりました。

キュリー夫人の大発見の地: 後にマリー・キュリー(キュリー夫人)がラジウムとポロニウムを発見した際、実験に使ったウラン鉱物(ピッチブレンド)も、このヤヒモフの鉱山から運ばれたものです!

プルースタイト(淡紅銀鉱)の名前の由来

プルースタイト(淡紅銀鉱)は1832年にフランスの化学者J.L.Proustにちなみ「proustite」と命名されました。

和名は見た目と成分から「淡紅銀鉱(たんこうぎんこう)」です。

プルースタイト(淡紅銀鉱)の成分

プルースタイト(淡紅銀鉱)は亜鉛と銀の硫酸塩鉱物です。


💎参考記事 
「鉱物はどのように分類するか」化学組織から分類する方法と種類

化学組織は

Ag3AsS3

と表されます。

参考

Ag:銀 As:ヒ素 S:硫黄

プルースタイト(淡紅銀鉱)とピラルジライト(濃紅銀鉱)

プルースタイト(淡紅銀鉱)とピラルジライト(濃紅銀鉱)は固溶体(同構造で、成分の一部が置き換わった双子の関係)です。

結晶構造の形もほぼ同じですが、プルースタイト(淡紅銀鉱)のヒ素がアンチモン(Sb)に置き換わったものがピラルジライト(濃紅銀鉱 Ag3SbS3Tです。

プルースタイト(淡紅銀鉱)の結晶系

結晶系は
三方系または六方系に属します。

プルースタイト(淡紅銀鉱)の硬度

モース硬度 2〜2.5

💎参考記事 

石の硬度を表す「モース硬度」

プルースタイト(淡紅銀鉱)の劈開性

劈開は一方向に完全または明瞭です。

💎参考記事

鉱物の割れ方「劈開」ダイヤモンドは傷がつきにくいけれど割れやすい?

プルースタイト(淡紅銀鉱)の色

プルースタイト(淡紅銀鉱)はルビーや辰砂に似たスカーレットレッド色で

ピラルジライト(濃紅銀鉱)と比べると黒っぽさがなく鮮やかです。

プルースタイト(淡紅銀鉱)とピラルジライト(濃紅銀鉱)は紫外線に当てると共に表面が黒くなってしまいます。

長時間、日光に当てないように注意しましょう。

プルースタイト(淡紅銀鉱)の光沢

プルースタイト(淡紅銀鉱)は樹脂光沢や亜金属光沢です。

💎参考記事 

金属や石の印象を左右する7つの「光沢」 

プルースタイト(淡紅銀鉱)の石言葉

プルースタイト(淡紅銀鉱)の石言葉は今のところ無いようです。

プルースタイト(淡紅銀鉱) 誕生日石

プルースタイト(淡紅銀鉱)は「366日宝石図鑑」で9/26の誕生日石に選ばれました。

プルースタイトの命名の由来となったフランスの化学者J.L.Proustは

1754年9月26日生まれです。

プルースタイト(淡紅銀鉱)の主な産地

プルースタイト(淡紅銀鉱)の主な産地は

・アメリカ🇺🇸

・カナダ🇨🇦

・ドイツ🇩🇪

・チリ🇨🇱

・モロッコ🇲🇦

プルースタイト(淡紅銀鉱)の発見地 チェコ共和国のヤヒモフ

チェコ共和国の位置と中世銀山の様子







にほんブログ村

おすすめの記事