【パープルトパーズ】(黄玉)トパーズの中で最もレアな色

トパーズの歴史は古く、紀元前から人々に採掘されてきたといわれています。

古代エジプトでは、その美しいオレンジ色が太陽神「ラー」の象徴とされ、神聖な宝石として大切に扱われました。

トパーズの和名は「黄玉」です。天然トパーズの多くが黄色やクリーム色だからです。

パープルトパーズは大変レアです。

天然のトパーズには

インペリアルトパーズ (最も高価)

・黄色や黄褐色、オレンジ色 (最も多い

ピンクトパーズ

ブルートパーズ (カラーレスに放射線を照射した後に加熱処理)

・シャンパントパーズ(茶色)

・カラーレストパーズ

加工したトパーズには

・グリーントパーズ(放射線処理されたものが多い)

・ミスティックトパーズ(チタニウムを照射して着色)

ミスティックトパーズ

などがあります。

パープルトパーズ(黄玉)について

トパーズは日本を含む世界各国で産出されますが、パープルトパーズは最もレアで、天然で上質のものはサファイアに匹敵するほどの価値があります。

流通しているパープルトパーズの多くは加熱処理することによって色を濃くしています。

加熱処理をしている物としていない物を識別することは困難です。

トパーズの名前の由来

トパーズの語源ははっきりしていません。

ギリシャ語で『探し求める』を意味する『topazos』(トパゾス)からという文献もあれば、

サンスクリット語で『』を意味する『tapas』からという文献もあります。

産出地である紅海の島(現在のザバルガート島、英名セントジョーンズ島)の周辺が霧深く、島を探すのが困難だったからとされます。

和名は(黄色いトパーズが多いことから)「黄玉」です。

パープルトパーズ(黄玉)の成分

トパーズはアルミニウムやフッ素を含む珪酸塩鉱物です。


💎参考記事 
「鉱物はどのように分類するか」化学組織から分類する方法と種類

化学組織は
 Al2SiO4(F,OH)2

と表されます。

元素クロムが混入し結晶内のアルミニウムの位置にクロムが置換することによって、トパーズは、天然ピンク、赤、そしてヴァイオレットないしパープルの色に変化します。

クロム(Cr³⁺)の含有量(濃度)の増加にともなって、ピンク→赤→紫となります。

クロムの濃度が高くなると吸収する光の波長帯が広がり・シフトするため、青色の光も混ざり合うようになり、赤紫から鮮やかな紫色(パープル)へと変化するのです。

この写真はWikiからお借りしました

パープルトパーズ(黄玉)の結晶系

結晶系は直方晶系です

パープルトパーズ(黄玉)の硬度

モース硬度 8

💎参考記事 

石の硬度を表す「モース硬度」

パープルトパーズ(黄玉)の劈開

劈開は一方向に完全です。

💎参考記事

鉱物の割れ方「劈開」ダイヤモンドは傷がつきにくいけれど割れやすい

パープルトパーズ(黄玉)の光沢

ガラス光沢

💎参考記事 

金属や石の印象を左右する7つの「光沢」 

パープルトパーズ(黄玉)の石言葉

パープルトパーズ(黄玉)の石言葉は

・チャンス

・開花

・希望

・純粋

です。

パープルトパーズ(黄玉) 誕生日石

パープルトパーズ(黄玉)は「366日宝石図鑑」で11/17の誕生日石に選ばれました。

 

パープルトパーズ(黄玉)の主な産地

パープルトパーズ(黄玉)の主な産地は

・エジプト🇪🇬

・ブラジル🇧🇷

・パキスタン🇵🇰

・ロシア🇷🇺

・スリランカ🇱🇰

などです。

トパーズの有名な産地 紅海のザバルガート島(セントジョンズ島)

ザバルガート島はエジプト領の島で、古代にはトパゾス[古代ギリシャ語:Τόπαζος、ラテン語:Topazos]と特定されていました。

紀元前270年代半ばより前には「トパーズ」鉱床の発見されておりプリニウスの『博物誌』37巻108行には、プトレマイオス1世王妃ベレニケ1世への贈り物として、大きなトパーズがエジプトに持ち帰られたことが言及されています。

トパーズの他に、ペリドットやサンゴも産出されます。


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