劈開が「3方向に完全」!加工やカットが難しい『トリプライト』

トリプライト

トリプライトは3方向に完全な劈開性があります。

劈開とは衝撃を与えられると特定の方向に平らに割れることです。
ちなみに、傷のつきやすさを表すのは「モース硬度」といいます。

例えばダイヤモンドはもっとも傷がつきにくい宝石ですから「モース硬度」は10ですが
劈開は完全です。
傷つきにくい🟰頑丈ではないので注意しましょう!

トリプライトについて

トリプライトの名前の由来と和名


トリプライトは

トリプライトは3つの劈開方向があるので、ギリシャ語で「トリプル」を意味する
「tri-plos」にちなんでトリプライトと命名されました。

和名はそのまま「トリプル石」です。

石の名前

ギリシャ語で「石」を「lithos」といいます。
そのため、石の名前には「ite 」がつく物が多いです。

トリプライトの成分

トリプライトはリン酸塩とフッ素(F)もしくは水酸基(OH)が組み合わさったところに、2価のマンガン(Mn)が結合した形が一般的です。

組成式は

(Mn²+,Fe²+,Mg)₂(PO₄)(F,OH)
と表されます。

トリプライト

トリプライトの硬度

モース硬度 5〜5.5

💎参考記事 

石の硬度を表す「モース硬度」

トリプライトの色

トリプライトはオレンジ色や褐色の物が一般的です。
しかし、赤、サーモンピンク、黄色などの色のトリプライトもあるようです。

マンガンの一部が鉄(Fe)やマグネシウム(Mg)に置換されることもあり、成分によって色合いに変化が起こります。
マンガンの含有率が高いほどオレンジ色が強くなり、赤褐色~サーモンピンクになるといわれます。

トリプライトが生まれる環境は、花崗岩ペグマタイトや熱水中です。

花崗岩ペグマタイト

ペグマタイトは、地中のマグマが冷え固まって花崗岩になった後、残った成分が岩石化したものです。
主要な構成鉱物は石英や長石ですが、多種多様な成分も含み、多くの宝石の原石ともなります。

トリプライトの光沢

樹脂光沢、ガラス光沢

💎参考記事 

金属や石の印象を左右する7つの「光沢」 

トリプライトの劈開性

トリプライトは3方向に完全です。

鉱物の3方向

💎参考記事

鉱物の割れ方「劈開」ダイヤモンドは傷がつきにくいけれど割れやすい?

とても割れやすいので、加工やカットが難しい石です。

ちなみロードクロサイトも3方向に完全です。

トリプライト

トリプライトの石言葉

トリプライトの石言葉

魅力、高潔、愛情です。

トリプライト 誕生日石

トリプライトは「366日宝石図鑑」で
3/30の誕生日石に選ばれました。

トリプライトの主な産地

トリプライトの主な産地は
パキスタン🇵🇰

アメリカ🇺🇸
中国🇨🇳です。

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