モスアゲートはアゲート(メノウ)の中に緑や赤や黒の内包物が入り、それが苔や木の枝のように見えるのが特徴の鉱物です。
内包物の正体は苔などではなく、緑色の場合はクローライト(緑泥石)、赤や黒の場合は鉄やマンガンであることが多いようです。
アゲート(メノウ)とは
微細な石英の結晶が集まってできた鉱物をカルセドニー(玉髄)と言います。
その中で一般的に
・縞模様がある物をアゲート(メノウ)
・不純物を多く含み透けない物をジャスパー
その他
・縞模様がない物をカルセドニー(玉髄)
と分類されていますが曖昧な分類です。
モスアゲートははっきりとした縞模様はありませんがアゲートという名前がつけられています。
モスアゲートとは
モスアゲートの名前の由来と和名
モスアゲートは、まるで苔(モス)が内包されているように見えることからモスアゲートと命名されました。
和名は苔瑪瑙(コケメノウ)です。
モスアゲートの成分
モスアゲートはクォーツと同じ二酸化ケイ素から形成されています。
化学式は
SiO2
と表されます。
その中にクローライトや鉄やマンガンが内包されています。
クローライトとは
クローライトは緑泥石グループ(珪酸塩鉱物)の総称です。
古代オリエントで栄えたトランス・エラム文明では容器や飾板などに加工されていました。
化学式は
(Mg,Fe,Mn,Ni)6-x-y(Al,Fe3+,Cr,Ti)y□x(Si4-xAlx)O10(OH)8
と表されます。
モスアゲートの光沢
ガラス光沢
脂肪光沢
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モスアゲートの硬度
モース硬度7
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モスアゲートの石言葉
・夫婦の和合
・共有
・集合
モスアゲート 誕生日石
7/21
8/31
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モスアゲートの主な産地
モスアゲートの主な産地は
・ブラジル🇧🇷
・ハンガリー🇭🇺
・メキシコ🇲🇽
・中国🇨🇳
です。