

オンファサイト(オンファス石)は黒いオリーブやブドウのような鉱物でヒスイに似た宝石なので「黒翡翠(くろひすい)」とも呼ばれます。
ヒスイの中に黒っぽいものが見えることがありますが、それの多くはオンファサイト(オンファス石)であることが多いです。
「黒っぽいヒスイ」だな、と思ったらヒスイではなくオンファサイトかもしれません。線引きは曖昧です。

オンファサイト(オンファス石)について
オンファサイト(オンファス石)はパイローブガーネット(苦礬柘榴石)とともにエクロジャイトを構成します。

この写真はWikiからお借りしました
オンファサイト(オンファス石)の名前の由来
オンファサイトはギリシャ語で「未熟なぶどう」という意味の(omphaz)に由来して
「omphacite」と命名されました。
和名は「オンファス輝石」です。
輝石とはカルシウム、マグネシウム、鉄などを含む複雑な珪酸塩鉱物のことです
オンファサイト(オンファス石)の成分
オンファサイト(オンファス石)はカルシウムとナトリウムを含む珪酸塩鉱物です。
化学組織は
(Ca,Na)(Mg,Fe2+,Al,Fe3+)Si2O6
と表されます。
参考
Ca:カルシウム Na:ナトリウム Mg:マグネシウム
Fe:鉄 Al:アルミニウム Si:珪素 O:酸素
ヒスイ輝石などと固溶体に
オンファサイト(オンファス石)はヒスイ輝石(ジェイダイト)と固溶体を形成する輝石です。
ヒスイ輝石(ジェイダイト)は NaAlSi2O6で表されますが、オンファサイトはナトリウムがカルシウムに置換し、アルミニウムがマグネシウムや鉄に置換したものです。
カルシウムや鉄が多ければ黒っぽいオンファサイトなのですが、混ざり合った宝石も多いため、「黒っぽいヒスイ」として販売されているようです。
鑑別における扱い
GIA(米国宝石学会)などの主要な鑑別機関や業界のルールにおいて、
「見た目や性質がヒスイ輝石と同等で、美しい緑色をしたオンファサイト」については『オンファサイト・ジェード(オンファサイト翡翠)』として、ヒスイの仲間に含めて流通することが認められるようになっています。
宝石の価値としては、濃いエメラルドグリーンのロウカンヒスイが一番で、オンファサイトが混ざると価値は下がります。
オンファサイト(オンファス石)の結晶系

オンファサイト(オンファス石)の硬度
モース硬度 5〜6
💎参考記事
オンファサイト(オンファス石)の劈開性
二方向に完全
💎参考記事
鉱物の割れ方「劈開」ダイヤモンドは傷がつきにくいけれど割れやすい?
オンファサイト(オンファス石)の色
色は通常は黒く見えますが透過光で暗緑や濃緑、青色になります。
鉄が多いほど黒が強くなります。
オンファサイト(オンファス石)の光沢
ガラス光沢
💎参考記事
オンファサイト(オンファス石)の石言葉
オンファサイト(オンファス石)の石言葉は
・安定
です。
オンファサイト(オンファス石) 誕生日石
オンファサイト(オンファス石)は「366日宝石図鑑」で9/23の誕生日石に選ばれました。
9/23は「ぶどうの日」です。
オンファサイト(オンファス石)の主な産地
オンファサイト(オンファス石)の主な産地は
・ミャンマー🇲🇲
・グアテマラ🇬🇹
です。
グアテマラの風景
・アンティグア 十字架の丘
・グアテマラ・シティ 国立宮殿





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