

ムーンストーン(月長石)の中で薄いピンク色からオレンジ色の物をオレンジムーンストーンとよびます。
オレンジムーンストーンは流通名で鉱物名は「フェルドスパー(長石)」です。
オレンジムーンストーンにはムーンストーンの特徴である「シラー」という光の効果が見られます。
シラー効果とは
ムーンストーンをカボッションにカットした際に見られる光の効果のことです。
内部の層状構造により光の反射と錯乱が生じ、石の表面に白色や青色などの光が現れます。
また石を動かして、見る角度を変えることにより光の移ろいを見ることができます。
アデュラレッセンス効果と呼ぶ方もいます。
オレンジムーンストーンについて

オレンジムーンストーンの名前の由来と和名
ムーンストーンは古代では、4本の手を持つインドの月の神の額にはめこまれたそうです。
その独特の色、そして月の神の考えを察することができるという迷信からムーンストーンの名は古代インドでつけられたと言われています。
オレンジムーンストーンはムーンストーンの中でピンク色やオレンジ色の物を指します。
ムーンストーンの和名は月長石です。
オレンジムーンストーンは
・サンムーンストーン☀️
・ピーチムーンストーン🍑
とも呼ばれます。
オレンジムーンストーンの成分
ムーンストーンはフェルドスパー(長石)という鉱物グループの一種で特にカリウムを多く含んだオーソクレース(正長石) (KAlSi3O8)の系統に属するケイ酸塩鉱物です。
(表の左側です。)

しかし内部はオーソクレースとアルバイト(曹長石)(NaAlSi3O8)の薄層が交互に重なってできていて、光の回折によって特徴的な青白い輝きを示します。
化学式は(Na,K)AlSi3O8 と表されます。
オレンジムーンストーンの色は銅イオンなどによるものと考えられています。
銅イオンの入り方や量によって、明るいオレンジ色やピンクの他にベージュのような物まであります。

オレンジムーンストーンの硬度
モース硬度 6〜6.5
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オレンジムーンストーンの劈開
一方向に完全
一方向に良好
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オレンジムーンストーンの光沢
ガラス光沢
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オレンジムーンストーンの石言葉
・創造性
・エネルギーの注入
・喜び
・バランス
・感情の解放
・promote love
「月」は女性性を象徴する星ですね。
古くから月の満ち欠けが、女性の身体のリズムに影響していると考えられてきました。
また、「月」が出る時は雨が降らないことからムーンストーンは「涙知らず」という意味があると言われ、中世ヨーロッパでは恋人が悲しみや苦しみに遭遇しないようにと願いを込めてムーンストーンを贈ったと言われています。

オレンジムーンストーン 誕生日石
ムーンストーンは6月の誕生石です。
オレンジムーンストーンは3/15の誕生日石です。
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オレンジムーンストーンの主な産地
オレンジムーンストーンは主に
・インド🇮🇳
・スリランカ🇱🇰
・マダガスカル🇲🇬
・タンザニア🇹🇿
で採掘されています。