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(34) 『日本神話タロット』ワンド7「ヤマタノオロチ④有利な戦い」
これまでのあらすじ地上に降臨した「スサノオ」は「クシナダヒメ」を守るために「ヤマタノオロチ」を成敗することになりました。
「ヤマタノオロチ」はとても大きくて強いので、「八塩折ノ酒」を作らせて飲ませ、酔わせてから戦うことにしました。
『日本神話タロット 極参』 ワンド7「有利な戦い」
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棒ノ漆(ワンド7)の意味
・正位置
有利な展開、周りからの支持、満足
・逆位置
難航、弱気、問題が長引く、妨害、劣勢
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『日本神話タロット 極参』棒ノ漆
「有利な戦い」の解説文(写し)
ヤマタノオロチは八塩折ノ酒を気に入り、どんどん飲み干していきました。酔い潰れ眠ったことを確認し、スサノオは順に首を切り落としました。
酔いが浅かった首も、数本だけならばスサノオの敵ではなく、スサノオはあっけなく勝利します。
最後に尾を斬ると中に硬いものがあり、剣が欠けてしまいました。
切り裂いて中を見てみると、そこには素晴らしい剣「天叢雲剣(アメノムラクモノツルギ」がありました。
参考記事
「古事記」におけるこの部分
「ヤマタノオロチ」が酒に酔って眠った隙を見て「スサノオ」は身に帯びた十束剣(トツカノツルギ)(下の写真・神話に出てくる1m位の剣の一般名称)を抜いて「ヤマタノオロチ」をずだずだに斬り刻みました。![](https://harusantarott.com/wp-content/uploads/2021/12/91A0BA20-AFAD-4367-B440-343172D71082.jpeg)
![](https://harusantarott.com/wp-content/uploads/2022/02/86B273C6-D67F-4C56-85F7-11F0DE7DE096.jpeg)
怪しいと思い、刀の切先で「ヤマタノオロチ」を刺し割ってみると「つむはの大刀(非常に鋭い大刀)」がありました。
これが後世にいう(三種の神器の一つ)「草那芸之大刀(クサナギノタチ)」です。
「日本書紀」では「天叢雲剣(アメノムラクモノツルギ」
「古事記」では「草那芸之大刀(クサナギノタチ)」
「古事記」では「草那芸之大刀(クサナギノタチ)」
と表記されています。
「天叢雲剣(アメノムラクモノツルギ)」については次回説明します。
はるさん的補足・製鉄遺跡が多い出雲
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斐伊川の上流は古くから砂鉄の産地で、製鉄関連の遺跡 が多く残っています。
鉄分が川に溶け出すと水が赤く変化したと言われています。
斐伊川のうねりを「ヤマタノオロチ」に例え、剣の製鉄を「尾から草那芸之大刀(クサナギノタチ)が出た」と表現したとも考えられますね。
古事記の他の記事
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上巻(天地開闢から海幸彦山幸彦)
中巻(神武天皇から応神天皇)
下巻(仁徳天皇から推古天皇)
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