[女教皇] AFTER TAROT『アフタータロット』
[女教皇]のカード 左がウェイト版 右がアフタータロット

『アフタータロット』とは

「アフタータロット」は「ウェイト版タロットカード」の少し後を想像して描いたカードです。

(2016年 イタリア・LO SCARABEO社製)

詳しくはこちらをご覧ください

[女教皇]の『アフタータロット』

添付の解説書

[女教皇]の『アフタータロット』の解説書
*はるさん的和訳*

「女教皇」は秘密の叡智を管理している人です。

彼女は、暗い色と明るい色の円柱の間に座っています。

月の形の帽子をかぶり、膝の上には巻物を持っています。

「ウェイト版タロットカード」では右手がローブに隠れていましたが、『アフタータロット』では伸ばされています。

そして、「教皇」のカードの足元にあった「天国へのカギ」を持っています。

参考記事

[女教皇]の『アフタータロット』
*はるさん的見解*

一見「ウェイト版タロットカード」と『アフタータロット』があまり変わらないように見えます。

ですが、月が三日月(月のサイクルの初期)から有明の月(月のサイクルの終盤)に変化していることから、時間の経過を感じさせられます。

時間(時代)がたち、「教皇」の足元にあった、「天国へのカギ」(社会的権威)を女性も持つことができるようになりました。

背景のザクロ(愛と多産性の象徴)やヤシの木(生命の象徴)は変わらないことから、「女教皇」が生殖機能や母性を持ったまま、社会的にも権威ある立場になったことを意味します。

参考記事 座っている位置が少し前になっているように見えるのは「女教皇」の意思の表れでしょうか。

隠された右手も見せるようになったのは、秘密の叡智を公開し、もっと積極的に社会に貢献しようとしているのかもしれません。

[女教皇]のカードの運勢とクリスタル



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コメント一覧
  1. ハルさん的和約で右手をみせることで叡智を公開して情報を役立てるという解釈はさすがだと思う思いました。柘榴も子孫繁栄でこのカードはほんとにすてきですね。

    • ありがとうございます♪
      秘密の知恵もミステリアスで素敵ですが、みんなの幸せのために使ったら、もっと素敵かと。
      ザクロ見ると、女性ホルモンがグッと上がりそうな気がしますよね!

    • パッと見あまり変わらないように見えても、間違い捜しゲームのように、色々とあって⇒それが意訳でよく分かったよ❗ザクロとヤシの木と「天国への鍵」の見解は、ストンと腑に落ちました❣️

      • ありがとうございます‼️
        アフタータロットは、踏み込んで書いてみているので、そう言っていただけて嬉しいです❣️

    • ありがとうございます♪

      解説書には特に月に触れていませんが、勝手に見解とさせてもらいました。
      かなり踏み込んで解釈してみました。

      • 叡智と地位のあったウェイト版から、女教皇は権威をさらに授かって、この権威で、より社会や人を動かせる人物になったのですね。
        アフターの女教皇は、女性が活躍する今日の時代にふさわしいですが、どちらの女教皇も愛を備えていて、優しく、人々から信頼され、冷静な判断ができるので、理想の女性モデルだと思います。
        ザクロは多産、ヤシは生命、天国への鍵は社会的権威の象徴、また、右手を見せることで秘密の叡知を公開しているというハルさん的解釈は、よくわかって、とても感動しました。

        • さゆさん
          ありがとうございます♪
          解釈は色々できると思いますが、女教皇を女性の躍進とか男女差別の撤廃という捉え方で見てみました。
          権力を持つ=悪
          と捉える物も見かけましたが、私は希望的な見方で書きました。
          理解していただけた上に、褒めてもらえてとても嬉しいです。

  2. はるさん、こんにちは。こちらには初めて書き込ませていただきますー‍♂️
    素晴らしい記事です!
    (その辺り詳しくないので)月について改めて調べたのですが、
    新月から満ちてくるところの三日月がライダー版、
    新月に戻っていくところの「有明の月」なのがアフター なのですね。
    このカードを見た僕なりの解釈だと
    TORAの書で勉強してステップアップし、ライダー版女教皇での
    テーマである「この世とあの世の間」アフターではそれを自由に行き来できる
    鍵も手に入れた。
    それでも満足するとかでもなく女教皇さんはほぼ無表情のまま、ただ静かに座っている。
    ・・・だったのですが、はるさんの記事から考えるにその間は最短でも23日間程度
    もっと何周もしていて、かなりな年月が経過している、という事を表している
    かもしれませんね。
    柘榴や椰子、女性の社会的地位等については、全く考えが及びませんでした
    改めて、すごい読みごたえの記事でした!

    • ありがとうございます‼️
      コメント読んだ時、うわーって叫んじゃいました‼️
      よしちゃんも「あの世とこの世を自由に行き来できる」という解釈は大変参考になります。
      全世界を支配?しているけれど、満足したり、威張ったりしないで、自然体な様子ですね。
      大先輩の占い師さんに見ていただけるだけでも恐縮なのに、こんなに丁寧なコメント&褒めていたでけるなんて嬉しすぎます。
      カードをよく観察することは、私のような初心者にはとても勉強になります。
      よしちゃんの解釈まで読めて、本当に幸せです。
      ありがとうございました‼️

      • 小鳥遊さんのコメント(はるさん代筆)

        女教皇の元の青は天空の青、宇宙の神秘、最も崇高なものの象徴色であり、そこが不可視の意識領域(=潜在意識)を示します。
        人が入る天国よりさらに上の神の領域。
        それが黄色みを帯びるのは昇った教皇とは逆に私たちの知る天国に降りてきているのかもしれませんね。

        • ありがとうございます
          天国よりさらに上の領域に、女教皇はいらしたんですね。
          女教皇は、だから神秘性があるのですね!

          宗教画では、マリア様が青い服を着ているのと似ていて、青の「純血」「貞操」を表しているのかもしれません。
          三日月(処女性)もマリアさまと描かれることが多いですね。
          アフターでは、有明の月となり、背景が黄色となっているので、
          人間世界に近づいてくれたということかもしれません。

          天国よりさらに上という物があったとは。
          ありがとうございました!

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