【モサンドライト】(モサンドル石)セリウムやランタンを含む鉱物
黄褐色の結晶がモサンドライト この写真はWikiからお借りしました

モサンドライト(モサンドル石)は1840年、ノルウェー南部、ヴェストフォル県ラルヴィクのランゲスンフィヨルド(Langesundsfjorden)に位置するローヴェン島(Låven)で発見されました。 

ノルウェー南部のヴェストフォル県は現在は漁業や造船の街ですが

9世紀頃のごろの古墳群があります。

初代ノルウェー王ハーラル1世の出身地と伝えられ、外国産の副葬品が多い地域です。

ノルウェーのヴェストフォル県

モサンドライト(モサンドル石)について

モサンドライト(モサンドル石)の名前の由来

モサンドライト(モサンドル石)は1840年に発見され、アクセル・ヨアキム・エルドマンによって

スウェーデンの化学者・鉱物学者カール・グスタフ・モサンデル(Carl Gustav Mosander, 1797–1858)に敬意を表し「mosandrite」と命名されました。

その後、2016年になって、国際鉱物学連合(IMA)によって正式名称が「モサンドライト」から「モサンドライト-(Ce)(mosandrite-(Ce))」に変更されました。

和名は、そのまま「モサンドル石」「セリウムモサンド石」です。

モサンドライト(モサンドル石)の成分

モサンドライト(モサンドル石)はとても複雑な珪酸塩鉱物です。

💎参考記事 
「鉱物はどのように分類するか」化学組織から分類する方法と種類

化学組織は

(Ca3REE)[(H2O)2Ca0.5[box]0.5]Ti(Si2O7)2(OH)2(H2O)2

です。

参考

Ca:カルシウム REE:Rare Earth Elements レアアース

H2O:水 

box:結晶構造中で元素が入っていない空きスペース(空孔/結晶欠陥)

Ti:チタン Si:珪素 O:酸素 OH:水酸基

モサンドライトに含まれるレアアースは

・セリウム (Ce) 

 ・ランタン (La)  

 ・ネオジウム (Nd)  

 ・イットリウム (Y) 

です。

モサンドライト(モサンドル石)の結晶系

結晶系は単斜晶系に属します。

モサンドライト(モサンドル石)の硬度

モース硬度 4〜4.5

💎参考記事 

石の硬度を表す「モース硬度」

モサンドライト(モサンドル石)の劈開性

劈開は一方向に明瞭です。

💎参考記事

鉱物の割れ方「劈開」ダイヤモンドは傷がつきにくいけれど割れやすい?

モサンドライト(モサンドル石)の色

赤褐色、黄褐色、緑色

モサンドライト(モサンドル石)の光沢

ガラス光沢から樹脂光沢

💎参考記事 

金属や石の印象を左右する7つの「光沢」 

モサンドライト(モサンドル石)の石言葉

モサンドライト(モサンドル石)の石言葉は今のところないようです。

モサンドライト(モサンドル石)誕生日石

モサンドライト(モサンドル石)は「366日宝石図鑑」で9/10の誕生日石に選ばれました。

モサンドライト(モサンドル石)の命名の由来となった

スウェーデンの化学者・鉱物学者カール・グスタフ・モサンデル

1797年9月10日生まれです。

カール・グスタフ・モサンデル氏の功績

カール・グスタフ・モサンデルはスウェーデンの化学者で

ランタン(La)テルビウム(Tb)を発見し、

エルビウム(Er)の分離に成功しました。

そしてモサンドライト(モサンドル石)の発見地のローヴェン島(Låven)で亡くなりました。

モサンドライト(モサンドル石)の主な産地

モサンドライト(モサンドル石)の主な産地は

・ノルウェー🇳🇴

・ロシア🇷🇺

・カナダ🇨🇦

です。

発見地ノルウェー、ヴェストフォル県の風景

・フロム川の風景

・フロム鉄道

・水上飛行機と港町




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