【マラヤ・ガーネット】「仲間はずれ」という名前をつけられた宝石
マラヤガーネット

マラヤ・ガーネットは1960年代にタンザニアで発見された宝石です。

特徴的なパープリッシュピンク色や薄いオレンジ色は様々なガーネットが混ざりあってできたことによるもの。


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マラヤ・ガーネットについて

マラヤガーネット

マラヤ・ガーネットの名前と和名

マラヤ・ガーネットは1960年代にタンザニアで発見されました。

発見された時にはアルマンディン・ガーネットでもパイロープでもロードライトでもない薄いピンク色の石はあまり注目されませんでした。

そこでスワヒリ語で「部外者」「仲間はずれ」「売春婦」を表す「マラヤ」と命名されてしまいました。

現在ではマラヤ・ガーネットの希少性や宝石としての価値が認識されているので

・この石が発見されたタンザニアのウンバ渓谷から「ウンバライト

・タンザニアのマヘンゲという場所で採れることから「マヘンゲ・ガーネット

とよばれることが増えてきました。

日本では「マラヤ」という言葉に悪いイメージがないため、今も「マラヤ・ガーネット」と呼ばれることが多く、宝石屋さんだけでなく博物館でも「マラヤ・ガーネット」と表記されています。

マラヤ・ガーネット」「ウンバライト」「マヘンゲ・ガーネット」はいずれも正式な名称ではなく商業的な名前で、

正式な名称はただの「ガーネット」です。

マラヤ・ガーネットの成分

ガーネットガーネットグループというグループ名です。

ガーネットは珪酸塩鉱物の一種で

化学式 は X₃Y₂(SiO₄)₃

マラヤ・ガーネットは主に

パイロープ(マグネシウムとアルミニウム)

スペサルティン(マンガンとアルミニウム)

の成分を含んだガーネットと言われますが、時には

アルマンディン(鉄とアルミニウム)

の成分も併せ持つ混合種です。

GSTV (宝石の科学ー多彩なガーネット一族) さんのページより表をお借りしました

化学式は (Mg,Fe,Mn,Ca)₃Al₂(SiO₄)₃

発色原因は鉄、マンガン、マグネシウムです。

💎参考記事

 

 

マラヤ・ガーネットの硬度

モース硬度 6.5〜7.5

💎参考記事

石の硬度を表す「モース硬度」

マラヤ・ガーネットの光沢

ガラス光沢

💎参考記事 

金属や石の印象を左右する7つの「光沢」 

マラヤ・ガーネットの石言葉

マラヤ・ガーネット

・情熱

・友愛

・勝利

・内気

・心を奪う素質

マラヤ・ガーネット 誕生日石

ガーネットは1月の誕生石です

マラヤ・ガーネット

6/13の誕生日石です

💎参考記事

12ヶ月の誕生石と366日の誕生日石

マラヤ・ガーネットの主な産地

・タンザニア🇹🇿

・マダガスカル🇲🇬

・インド🇮🇳

 

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