🥕今年も残りわずかになって来ました。

コロナの収束はまだまだ先そうですが、
それでも、年末にかけて、
ご馳走を食べる機会は
増えるのではないでしょうか。

そこで、今回は胃もたれや吐き気
がある時にオススメな
人参について、取り上げます。


🥕人参について

原産地はアフガニスタンと言われて
います。

アフガニスタンから
中国に渡ったものが東洋種ヨーロッパに渡ったものが西洋種
となりました。

日本には、中国から、
室町時代に伝わったという説と、
江戸時代の初期に伝わったという
説があるようです。

8代将軍の徳川吉宗が、
全国から野菜の種を集め、
植えて試作したところ、
優秀な人参の品種が見つかり、
現在の北区滝野川付近で
栽培するようになりました。

それが江戸名物
「滝野川人参」として、
普及しました。
(参考 江戸野菜のwikiは
ここをクリック❣️)

東洋種は赤紅色で、香りが強く、
肉質がしまっているのが
特徴です。

しかし、根が長く、
栽培や収穫後の取り扱いの
手間がかかるという欠点があり、
昭和30年代以降は、
西洋人参が主流になっています。

明治時代、
カレーライスが人気となり、
人参(玉ねぎとジャガイモも)
の需要が一気に増えました。
東洋種の金時人参
🥕人参の旬

通年出荷されてはいますが、
美味しいのは
10月から2月までの
秋から冬にかけての時期です。

🥕人参の選び方

オレンジ色の濃い物。

表面の黒ずみやひび割れている物は
避けましょう。

葉付きの物は、葉がみずみずしい状態
の物を選びましょう。


🥕人参の栄養ビタミンA(カロテンが体内で変換)

 カロテンの語源はキャロット、人参です。
 それほど、人参はカロテンを多く含んで
 います。

 カロテンは皮に多く含まれるので、
 無農薬野菜が手に入れば、
 よく洗って、
 皮をむかずに食べましょう。

 また、カロテンは加熱調理することで
 体内での吸収率が高くなる
 とされています。

 加熱調理の中でも、茹でるよりも、
 で調理する方が
 体内での吸収率が高くなるので、
 炒め物揚げ物がオススメです。


・カリウム

 体内の余分な塩分を排出する働き
 があります。

 血液の循環が良くなります。


・食物繊維

 腸の働きを活発化させます。


🥕人参の健康効果

・ビタミンA

 発育を促進したり、
 を健康にしたり、
 暗い所でもが慣れて
 見えるようになる
 機能があります。

 鼻や喉の粘膜を強化することで、
 風邪のような
 細菌感染を防ぐのにも
 効果があるとされています。


・カリウム

 塩分の取りすぎを調節する
 働きがあります。

 高血圧予防にも役に立ちます。


・食物繊維

 便通をよくする効果があります。

 脂質、糖、ナトリウムなどと
 吸着して、身体の外に排出する
 働きがあります。

  →肥満、脂質異常症、
   高血圧、糖尿病などの
   生活習慣病の
   予防、改善の効果が
   期待できます。


🥕人参の薬膳的効果、効能

 消化を助け、胃腸を補う働き。
 
 胃腸が疲れていると感じる時、
 食欲がない時、
 お腹の調子を整える時に
 食べると良いとされています。

 滋養に良いとされ、
 体力を補うとされている。

 体力の無い人、
 お年寄り、
 虚弱体質な子供への
 食材として取り入れるといい。


🥕人参をたっぷりとれて、
 胃を休めるのにぴったりな

人参と卵のスープ

 を紹介します。

材料 (2人分)

人参     半分
長ネギ    半分
卵      1個
塩昆布    ひとつまみ
油      少々
水      400cc
コショウ   お好みで
ショウガ   お好みで


作り方

①人参をみじん切りにして、
 油でさっと炒める。
②鍋に水、塩昆布と①の人参を入れ、
 沸騰させる。
③沸騰したら、弱火にして
 溶いた卵を流し入れる。
④卵が半熟状になったら、
 小口切りにしたネギを入れる。
⑤お好みで、胡椒、おろしショウガを
 入れる。
 

 
温まって優しい味です
疲れた胃を休めたい時、
目が疲れた時、
自分や家族を労ってあげるのに
最適です。

よかったら試してみてください。



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