ウェイト版タロットカード
「塔」の絵の説明
天にも届くような高い塔に
黄色い稲妻が直撃しています。
その衝撃で建物にいた人物たちが
落下しています。
また、塔の上の王冠のような物も
落下しそうです。
塔の破壊された場所と三つの窓から、
炎があがっています。
参考記事
ウェイト版タロットカード
「塔」の絵に象徴されること
この塔のモデルは旧約聖書に登場する
バベルの塔である、
という説があります。
バベルの塔
人々は
傲慢にも、天まで届く、
巨大な塔を造ろうとして、
神の怒りにふれます。
そして、塔は
稲妻によって破壊され、
それまで一つだった人間の言語はバラバラになり、
協力できなくなりました。
注:「バベルの塔」といえば
ブリューゲルを
思い出す方が多いと思います。
ブリューゲルらは、
ローマのコロッセオをモチーフに
「バベルの塔」を描きました。
しかし、
「バベルの塔」が
描かれ始めた当初は、
細長い塔と階段で構成された絵が
多く存在していたそうです。
詳しくは
KTAGさんの
「
人間の思い上がりか神への挑戦か〜
バベルの塔」をご覧ください
一見、恐ろしいカードに見えますが、
塔の破壊された部分と、
三つの窓からあっがっている炎は
清め、浄化
の象徴です。
また、崩壊は、
新陳代謝、再生へのプロセスも
意味しています。
塔の上にある、王冠は
成功を意味し、
成功が逃げて行くようで、
束縛からも解放されることを示しています。
稲妻の色が
太陽の恵みを表す黄色なのも
特徴で、
破壊されることが幸いであるように
描かれています。
雷は、
神の戒めであり、救いなのです。
窓の形の四角形の
4という数字は、
物質世界を表します。
人間の積み上げるものの限界です。
「塔」のアフタータロット
「塔」のカードの
運勢とクリスタル