

ウラニナイト(閃ウラン鉱)の変種「ピッチブレンド」はマリ・キュリー(キュリー夫人)と夫のピエール・キュリーが分析し、1898年7月に「ポロニウム」、12月に「ラジウム」を発見したことで知られています。
ウランは、1789年にマルティン・ハインリヒ・クラプロートによりウラニナイト(閃ウラン鉱)から初めて発見されました。
ウラニナイト(閃ウラン鉱)について
ウラニナイト(閃ウラン鉱)の変種で「ピッチブレンド(瀝青ウラン鉱)」と言われる鉱物があります。
ピエール・キュリーとマリ・キュリーは4年もの年月をかけて
数トンもの「ピッチブレンド(瀝青ウラン鉱)」からわずか0.12gのラジウム塩化物を得ました。

ウラニナイト(閃ウラン鉱)とピッチブレンド(瀝青ウラン鉱)の名前の由来
ウラニナイトは1845年に銀鉱山で発見され、ウランを多く含むことからヴィルヘルム・カール・リッター・フォン・ハイデンガーによって「uraninite」と命名されました。
和名は(亜)金属光沢があることから「閃」が付き、「閃ウラン鉱」です。
ピッチブレンドの「ピッチ」は黒
「ブレンド」は欺くという意味です。
発見当時は「経済的に割りに合わない」という用語でした。
和名の「瀝青(レキセイ)」は「ピッチ(色)」のことで
「ブレンド」は訳さずに「瀝青ウラン鉱」になったようです。
ウラニナイト(閃ウラン鉱)の成分
ウラニナイト(閃ウラン鉱)は二酸化ウランです。
化学組織は
UO2
と表されます。
参考
U:ウラン O:酸素
共存元素として
鉛、トリウム、錫、銅などが含まれることがあります。
ピッチブレンド(瀝青ウラン鉱)
ピッチブレンド(瀝青ウラン鉱)は放射性物質であるウランを豊富に含む鉱物です。
化学組成は主にUO2ですが、UO3と鉛、トリウム、レアアースの酸化物が含まれています。
そしてウランの放射性崩壊生成物であるラジウムが少量含まれています。

ウラニナイト(閃ウラン鉱)の結晶系
結晶系は立方晶系になります。

ウラニナイト(閃ウラン鉱)の硬度
モース硬度 5〜6
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ウラニナイト(閃ウラン鉱)の劈開
劈開はありません
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鉱物の割れ方「劈開」ダイヤモンドは傷がつきにくいけれど割れやすい?
ウラニナイト(閃ウラン鉱)の靭性(脆さ)
脆い
ウラニナイト(閃ウラン鉱)の色
黒色です
ウラニナイト(閃ウラン鉱)の光沢
亜金属光沢
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この写真はWikiからお借りしました
ウラニナイト(閃ウラン鉱)の危険性
閃ウラン鉱は強い放射性を有するため、取り扱いには注意⚠️が必要です。
- 粉塵を吸入・摂取すると内部被曝のリスクが高い。
- 放射性ガス(ラドン)の生成源となる場合があり、密閉空間ではラドン濃度の上昇に注意が必要です。
- 採掘・加工・保管には規制や専門的な防護措置(換気、遮蔽、個人防護具、放射線測定)が求められます。
ウラニナイト(閃ウラン鉱)の石言葉
ウラニナイト(閃ウラン鉱)の石言葉は今のところないようです。
ウラニナイト(閃ウラン鉱)誕生日石
ウラニナイト(閃ウラン鉱)は「366日宝石図鑑」で11/7の誕生日石に選ばれました。
キュリー夫人は1867年11月7日生まれです。
ウラニナイト(閃ウラン鉱)の主な産地
ウラニナイト(閃ウラン鉱)の主な産地は
・チェコ🇨🇿
・コンゴ🇨🇬
・ノルウェー🇳🇴
・アメリカ🇺🇸
・カナダ🇨🇦
・オーストラリア🇦🇺
です。
少量ですが日本でも採れます。

ウラニナイト(閃ウラン鉱)の発見地 チェコのエルツ山地
エルツ山地はドイツとチェコの国境線となっている山地です。
青銅器時代から鉱石を産出し、1168年にフライベルク付近で銀鉱が発見されて以来、ヨーロッパ有数の銀鉱山として地域社会を発展させました。
銀の他に、錫、鉛、鉄、コバルト、ビスマス、ウラン、ニッケル、石灰、カオリン、石炭なども採掘され操業は1968年まで続きました。
2019年に、『エルツ山地鉱業地域』としてUNESCO世界遺産に登録されました。
写真はWikiからお借りしました。


















