レッドベリルは文字通り赤いベリルです。
大きな物はとても少なく、産出される場所も限られているので価格が高いことでも知られています。
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レッドベリルについて
レッドベリルは大変珍しい宝石です。
メキシコでも産出されることがありますが、宝石や宝石質のものはアメリカのユタ州のワーワー山脈からしか発見されていません。
宝石質とは
宝石に次ぐグレードで
・色が鮮明
・透明度がある程度高い
・内包物やクラックが少ない
物をいいます。
つまり宝石とは言えないけれど宝石と言ってもいいくらい綺麗な石という感じです。
あくまで業者さんが銘打つもので、「宝石」「宝石質」のきちんとした線引きはありません。
レッドベリルの別名と和名
レッドベリルは1904年にアメリカのユタ州で発見されました。
発見者は鉱物学者のメイナード・ビクスビー氏です。
ビクスビー氏にちなみビクスビー(Bixby)の石(ite)ということで
「ビクスバイト(bixbite)」と命名されました。
しかし、ビクスビー氏のグループはその後別の石も発見し、「ビクスビ鉱(bixbyite)」と名付けました。
ビクスビ鉱はマンガン鉄酸化鉱物ですので全く違う石です。
2つの名前が似すぎていて混同しやすいためビクスバイトは「レッドベリル」と命名し直されました。
しかし今でもビクスバイトと呼ぶこともあります。
また、レッドベリルはエメラルドと同じベリルという鉱物であることから「レッドエメラルド」と呼ばれることもあります。
レッドベリル独自の和名はなく、緑柱石・赤いエメラルド・レッドベリルなどと呼ばれています。
レッドベリルの成分
ベリルはベリリウムとアルミニウムを主成分とする珪酸塩鉱物です。
化学式は Be3Al2Si6O18
金属元素のベリリウムはベリルから発見されました
ベリル中の少量のアルミニウムが他の原子に置き換わることがあり、
置き換わった原子が何であるかによって様々な色のベリルになります。
レッドベリルの発色原因はマンガンです。
モルガナイトもマンガンによって発色するベリルです。
しかしレッドベリルのほうがマンガンの量が多いため深い色に発色します。
レッドベリルの硬度
モース硬度 7.5
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レッドベリルの光沢
・ガラス光沢
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レッドベリルの現在
ユタ州にあったレッドベリルの主な鉱山は閉山してしまいました。
現在流通しているレッドベリルはかつて産した石です。
また1カラット以上の大きさの物はほとんど存在しないと言われています。
流通しているレッドベリルで大きくて無傷の物があれば、もしかすると合成かもしれません!
レッドベリルの石言葉
・聡明
・機知
・誠実
・浄化
・清廉な心
・気品
レッドベリル 誕生日石
・1/19
・7/12
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レッドベリルの主な産地
アメリカ合衆国 ユタ州 🇺🇸 (主な鉱山は閉山しています)