🥔「松の実」をご存知でしょうか。
松の実そのものを見たことがなくても、
イタリアンに行って、
ジェノベーゼを食べたことが、
あるのではないでしょうか。
または、韓国料理に行って、
サムゲタンやお粥に乗っているのを
見たことがないでしょうか。
今回は、その「松の実」について
説明したいと思います。
🥔「松の実」について
「松の実」は、
松ぼっくりの中にある種の
胚乳と呼ばれる部分のことです。
世界には、20種類もの松があります。
日本の松の多くは、
黒松や赤松という種類で、
それらの種は風に乗って運ばれるので
小さくて、食用には向きません。
食用に使われるのは、
種に翼がなく、
リスやネズミによって、
遠くに運ばれるタイプのものです。
ヨーロッパや中国や韓国に
多いのですが、日本でも、
北海道や東海地方の高山で
採ることができます。
30メートルにもなる木だということに
加えて受粉させて栽培することが
難しいので、高価な食材です。
そして、寒冷地で採れる物ほど、
エネルギーが強いと言われています。
🥔松の実はいつから食べてきたか
六朝時代の漢の武帝(B.C156~87)
(武帝のwikiはここをクリック❣️)
について書かれた小説
「漢武内伝(かんぶないでん)によると、
「武帝が松の実を食べていた」
という記述があります。
「寿命が伸びるから、食べていた」
ようです。
そして、
「長く食べ続けていると仙人になる」
(仙人のwikiはここをクリック❣️)
という言い伝えがあるそうです。
🥔松の実の栄養
・不飽和脂肪酸
オレイン酸、リノール酸
・タンパク質
・ミネラル類
鉄分、マンガン、亜鉛
・ビタミンB
・食用繊維
・ピノレン酸
→松の実に特異な成分
炎症や痒みの抑制
空腹の抑制
肌細胞の活性
コレステロールの低下
🥔松の実の薬膳的、効果効能
「松の実」は松子(しょうし)と呼ばれ、
生薬として、用いられてきました。
・体を温める
・気を補う
・肌を潤す
・咳を鎮める
・内臓機能を調節する
・脳を活性化する
「松の実」には、
良質な脂肪が含まれています。
脳は水分を除いた6割が脂質です。
ゴマやクルミと共に松の実は
健脳食とされています。
🥔松の実を使った料理
松の実は、ジェノベーゼやサムゲタンや
中華菓子に入っている料理が、
よく知られています。
最近は、松の実は普通のスーパーでも
手に入るようになったので、
「普段の食事に、気楽に使えるといい」
と思っていたところ、
友達から、
北海道のメークインをいただいたので、
じゃがいものガレットに
入れてみました。
🥔松の実入りじゃがいものガレット
材料(おつまみなら4人分)
松の実 50g
じゃがいも 2個
ピザ用チーズ 30g
黒こしょう お好みで
アンチョビ 10g
オリーブオイル
バジル お好みで
作り方
①松の実は乾煎りして、
棒などでくだく。
②じゃがいもを細切りにする。
(でんぷんを流さないため、
じゃがいもは水にさらさないように
しましょう。)
③②をレンジで500w
なら2分加熱する。
④③に、①、チーズ、黒こしょう、
アンチョビを入れ、
混ぜ合わせる。
⑤オリーブオイルを引いたフライパンに
流し入れ、弱火でじっくり、両面焼く。
両面焼いたら出来上がり❣️
お好みでバジルを乗せると、
ビール🍻にもワイン🍷にも
ぴったりです。
もちろんおかずにも。
冷めても美味しいので、
お弁当や、お持たせにも
いいと思います。
また、おもてなしにも、
あらかじめ作っておける
じゃがいも料理は便利ですよね。
アンチョビのかわりに、
ベーコンでも。
「松の実」をたっぷり取って、
美肌と健脳をかなえましょう。
🌹参考ページ
アロマ
身も心も暖かくなるブラックペッパー
松の実を使ったページ
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